アジア人ヘイトというものはなく、主に儒教圏系人へのいわれある警戒と顰蹙が盛り上がっているのが真相なのに、米国内マスコミを内部から牛耳る儒教圏系人がそのありのままをすりかえてしまう構図。

 Paul D. Shinkman 記者による2021-3-24記事「Pentagon: Vice Presidents Don’t Have to Return Salutes ? Nor Do Presidents」。
   副大統領が搭乗する空軍機を「エアフォース2」と称す。これに搭乗するさいに、カマラ・ハリスが兵隊たちに「答礼」(挙手の礼)をしなかったというので、トランプ派が叩いている。
 DoDの公式見解。これは、理屈の上では、しなくていい。副大統領は チェイン・オブ・コマンドの直系に位置していないので。

 ※規則・準則上はともあれ、長上の政治指導者が兵隊に答礼しないで通り抜ける姿をテレビに撮られるとは、民主党にもよほど人がいないと見えたり。

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 ストラテジーペイジの2021-3-25記事。
   北鮮政府が、金持ち層に向かって、私費でトラクターなどの農業用重機を買い、農民に与えましょう、というキャンペーンを始めている。

 その宣伝写真があって、製造されたばかりという農作業用トラクターが撮られているのだが、なんとタイヤは、磨り減りまくったボロ中古品である。撮影用に新品を用意することすらできなかった模様。

 トラクターのドンガラだけ員数があっても枢要なスペアパーツが「密輸」されてくれないために現場の農場では1台も機能しなくなっているというのが北鮮農業の実相だ。これが少しも解決されていない。ミサイル部品や、金持ち層の高級外車の密輸だけが、スムースである。

 25日に日本海に向けて発射されたミサイルは2本で、1本は420km飛翔。もう1本は430km飛翔した。

 3-19に慈江道の森林管理官が処刑された。北鮮領内の材木を中共へ密輸出していた。
 ※プロスペクト理論によると、待遇が悪すぎて荒んでしまった部下のモラルは、「厳罰」によっては復活させることはできない。「銃殺? 上等じゃねえか」というノリにしかならない。

 北鮮の非公開統計。人口あたりの、未婚者、離婚者、ならびに非婚の同居カップル世帯の比率が逐次に増えており、既婚世帯の率はどんどん低下している。とうぜん、人口の再生産も鈍っている。特にシナ国境地帯では、ビジネスの選択が多彩で、女性が自立生計を営めるので、結婚や子育てにメリットが感じられなくなっている。
 ※スマホ普及革命は後進国の女性層を劇的に意識改革する。北鮮すら例外ではない。「結婚すればガッカリする」「しない方がガッカリしない」という処世知が知れ渡ってしまった。これもプロスペクト理論で説明ができる。

 3-13に分った話。18歳と19歳の北鮮兵はひもじさのあまり、警備している慈江道から凍結した河川を渡ってシナ領へ潜入。あちこちの空き家に忍び込んで食料を捜索した。そのうち奥へ進みすぎてしまい、夜明けまでに北鮮へは戻れなくなり、しょうがないので居座りを決め込んだ。そのうち住民通報によって逮捕されたが、送還されても食うものがなく、中共の刑務所内の方が食事が豊かなので、中共の刑務所に置いて欲しいと頼みこんでいる。シナ側では迷惑ゆえ、送還しようとしたところ、北鮮当局が三代目の命令により、パンデミックが消失するまでは国外からの人の入りは認めないという鎖国中であるので、2名はいまだにシナ領内にいると。

 三代目のこの命令により国境警備隊員は、密輸業者から賄賂を受け取れなくなって、困窮している。困窮のあまり、ライフルを持ったままシナ領に逃亡する兵隊が続出。両江道では今月、6人が一斉越境した。武装のまま。

 3-10に咸鏡北道で国境警備兵×2が、深夜にあやしい懐中電灯の光×5条を認めて、密輸団だと思って向かったところ、1名が地雷を踏んづけてしまい、2名とも負傷。

 トルコはEUから制裁を受けていて、国産の「アルタイ」戦車に必要な部品が得られなくなった。そこで韓国が部品供給を申し出た。そもそも韓国は2011年に4億ドルでトルコに「K2」の技術を売り、それが「アルタイ」になっているのだ。

 国産といっても単価は1300万ドルにもなっちまった。全部品の国産化も無理で、エンジンとトランスミッションは欧州から買う必要があるというシロモノ。これらパワートレインをもし国産化すれば単価はもっと高騰してしまうはずだ。韓国メーカーも、戦車用の信頼できるトランスミッションを製造することはできない。

 「アルタイ」はフランスから複合装甲を調達していた。これも輸入できなくなっている。

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 Sarah Zhang 記者による2021-3-23記事「You Recovered From COVID-19. Now Your Coffee Smells Like Sewage.」。
    あるヒスパニック系女性(23)の症例。バナナを食べているときに、まったく甘さを感じらないことに気づいた。
 あわてて、香水瓶を嗅いでみたが、嗅覚を喪失していることはあきらかであった。新コロにやられたのだ。

 これが去年の6月のことで、さいわい、そこから徐々に恢復に向かった。が、その恢復途上では、嗅覚異常のかなり珍しい体験をした。
 夏の2週間、鼻で感じられる臭いは、じっさいには存在していない煙の臭いであった。
 朝、強烈な煙の臭気で寝床から飛び起き、火事はどこだと探すものの、どこにも火や煙はありはしないのである。

 しばらく後、つきあっていた男のコロンの匂いを知覚できるようになった。ところが、その匂いが今の彼女には、薬品臭く感じられ、不快で堪え難かった。

 また、ハンドソープの匂いが、まるでバーガーキングのワッパーの匂いのようにしか感覚できなかったという。
 彼女はワッパーは嫌いではないが、それがハンドソープの匂いであることには我慢がならなかった。

 それでも、さらに時間が経つと、ソルトグラス(レストラン名)でステーキを旨いと感じられるまでに正常化した。

 そもそも彼女はいつ、新コロをうつされたか、見当もつかない。しかし嗅覚を喪失する前にはたしかに風邪の症状を自覚した。

 人によっては、コーヒーの香りが、どぶ臭い悪臭にしか感じられなくなる。
 嗅覚がなくなることよりも、嗅覚が狂ってしまうことの方が、人の生活には打撃である。
 もちろん嗅覚がなくなると食欲は刺激されにくくなる。

 1980年代にある研究者が、オス豚の唾液中の豚ホルモンの匂いを、自分だけ嗅ぎ分けられることに気づいた。そこで20人のボランティアに嗅ぎ分け訓練を6週間施したところ、その半数の者は、豚ホルモンを嗅ぎ当てられるようになったという。すなわちヒトの嗅覚は、訓練によって鍛えることが可能なのである。



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