インド政府のハッカー部隊はシナ人を装って対パキスタンのサイバー作戦を推進中。

 Andrew S. Erickson & Ryan D. Martinson 記者による2021-3-29記事「Records Expose China’s Maritime Militia at Whitsun Reef」。
   人民解放軍海上民兵、略すとPAFMM。
 いま、Whitsunリーフ〔牛軛礁〕に居座り、なんの漁労もすることなく、フィリピンのEEZを不法に侵害している。

 中共外交部いわく。海上の強風からのシェルターとしてそこに避泊しているだけである、と。
  ※荒天からの避難は常に船舶の領海進入の正当化事由になる。とうぜん尖閣でもこの手を使う。外交部のカウンター宣伝も含めて、その予行実験を重ねているのである。そしてわが外務省が仕切る日本のNSCは、緊急避難を名とするホンモノの漁船の尖閣上陸ケースを終始一貫まったく想定していない。シナ人だったならさいしょに考え付く手なのに……。こういうのを「戦争のセンスがない」と私は呼ぶのである。

 PAFMMの船舶の動きはAISで把握できる。ただしシナ語版の有料サイトを覗く必要があるが。
  ※原文に、参照先等すべて載っている。略す。

 「ユニオンバンク」礁に出没するトロール漁船は、広東省江門市が2016に設立した漁業会社に所属している。
 PAFMM用の頑丈な鋼鉄製トロール漁船を建造しているのは、江西省の広信造船重工業。2017-3-15に9隻を受注している。全長62.8mである。なんとそれまで漁船を建造したことがない。それを9ヶ月で竣工し、2017-10に公試運転、12月5日に納入した。その式典に2人のエリート将官が臨席。

 船の登録番号もぜんぶ判明している。この艦隊が軍に指揮されて統一的・計画的にフィリピン方面作戦を展開していることは、出没記録から明白だ。



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