いまからでも遅くない。「土に還る」新素材の薬莢を研究せよ。
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Tanner Garrity 記者による2021-6-11記事「Does This Video Prove That Jacob deGrom Is Cheating?」。
ニューヨークメッツのスター投手、ジェイコブ・デグロムが、マウンド上で、じぶんのベルトに仕込んだ特種糊を右手指になすりつけ、その粘着力を借りて魔球を投げていたと疑われるビデオを撮られて、大往生。
たぶん「スパイダー・タック」を使っている。
スパイダー・タックの成分は不明だが、昔から投手は、松脂、唾液、日焼けローションとロジン(テレピン油を除去して残った松ヤニ成分)と頭髪剤とワセリンなどを混ぜて、じぶん用の特種糊を造ってきた。
デグロムは、過去の無数のピッチングコーチたちから、この糊を教えられたのだろう。
嫌疑は、ゲリット・コール投手、トレヴァー・バウアー投手にもかかっている。
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Angus Mackintosh 記者による記事「Turning diesel into electric ? the underground mining vehicles boosting Australian manufacturing」。
豪州の鉱山町では、これまで地下坑道内で作業させてきたディーゼル車両をEV化する、レトロフィット・カスタムの商売がミニブーム。
鉱山会社にとっての、電化することのメリットは、換気のコストを減らせることと、メンテナンスコストも減ること。
坑内作業車は、ディーゼルであっても、寿命は18ヶ月くらいしかない。悪環境で酷使されるので。
丁寧にメンテナンスしながら長期にわたって使うものではない。だからEVの方が維持費は安く上がる。
ニューサウスウェルズ州の「GBオート」社は昨年、2000台のランドクルーザーをEV化カスタムした。
外したディーゼルエンジンとドライブトレーンは、転売できるから、おいしい。
ビクトリア州の「セーフスケープ」社は、2018から電動坑内作業車を開発している。シャシはブラジルの軍用車のもの。
しかしこの商売は時間との戦い。というのも、やがてトヨタを筆頭に正規メーカーが、最初から電動として設計した坑内車両を売り込むから。
豪州トヨタは、最初からEV仕様の坑内用ランクルを開発して2021-1にテストしたところである。
※ディーゼル排気には一酸化炭素が含まれていないので、地下壕や坑道で普通に使えるのである。しかし酸素は消費してしまうから、換気が必要なのだ。
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Michael E. Miller 記者による2021-6-11記事「Op-eds in a Chinese state tabloid slammed US policy; the author works at the Pentagon」。
『ニッカンペキスポ』に「なぜ米軍は台湾をめぐる戦争で中共に敗れるか」という意見記事を4-27に寄稿したアメリカ人フランツ・ゲイル。64歳の元海兵隊少佐で、今は文民としてペンタゴンに雇用されており、そして上院議員時代のバイデンから褒められていた。
寄稿の中でゲイルは、台湾政府指導部を、背教の分離主義者と呼び、米連邦議会は腐敗していると悪罵。
2007年5月に米政府がアフガンへの派兵を増やしていたとき、ゲイルは、『ワイヤード』マガジンに部内情報を流し、MRAPの供給を軍が遅らせていると非難させた。ゲイルは当時のバイデン上院議員のスタッフにもこのことを説明した。バイデンは後にゲイルをヒーローだと称賛したという。
ゲイルの父はドイツ人で、ユダヤ系であったのに降下兵になったという。
戦後しばらく、米本土の捕虜収容所にいた。その後、ミネソタ州で建築家になった。
息子のゲイルは高校を中退して海兵隊に入った。
22年、海兵隊にいて、それからアドバイザーとして再契約。
2005年、彼は台湾が次の焦点だと考え、大学院の研究として軍の許可を得て中共の高官にインタビューを始める。
その後、MRAP情報リークの下手人であるにもかかわらず、海軍は2011にゲイルにふたたびセキュリティクリアランスを与えた。
さいきん、ゲイルは台湾に関する意見記事をWP紙に投稿したが相手にされなかったので、ニッカンペキスポにじぶんから売り込んだ。
ゲイルはこの記事の稿料としてニッカンぺキスポから1000元=150ドルをオファーされたが、それを謝絶している。そのeメールのやりとりは彼により公開されている。
中共が「現代のエドガー・スノー」を探していることは間違いない。ゲイルはそれになろうとした。
6-1、ゲイルはペンタゴンからセキュリティクリアランスを剥奪された。
NCISはゲイルの件についてはコメントを控えている。
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TOI staff and Agencies 記者による記事「Russia said providing Iran advanced spy satellite to surveil military targets」。
ロシアがイランのために写真スパイ衛星を売ってやるという。WP紙が木曜に報じた。
「カノプスV」という測地衛星。いちおう民間用ということにしている。
解像度は1.2メートル。これはイラン国産の偵察衛星の性能より高い。
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Sarah Cammarata 記者による2021-6-10記事「Lawmakers fume over acting Navy secretary’s call to cancel nuclear sea-launched cruise missile」。
海軍長官代理のトーマス・ハーカーが、木曜日に、米海軍艦艇から運用される核弾頭付巡航ミサイルの予算をFY2023ではゼロにしたいと言ったことに、連邦の上下両院の軍事委員会(戦略軍分科会)からは反対の声が続々と。
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ストラテジーペイジの2021-6-11記事。
ロシアはまだ残っている6隻の『デルタ 4』級SSBNをすべて公式に退役させる。
まず今年じゅうに1隻。2022以降、逐次に5隻。
これら6隻はしかし、過去5年、活動しておらず、事実上、戦力外の状態である。