露潜がエーゲ海のどこを往来しているか、細かく把握してますよ――というデモンストレーション。

 ストラテジーペイジの2021-6-29記事。
 プーチンは、じぶんを支持しないロシア国内のオンラインニュースサイトの「Newsru」を閉鎖させた。
 閉鎖の理由は、フェイクニュースを流しているからだという。

 「Newsru」は国外発の海外ニュースをポスティングしていた。比較されると、ロシア国営ニュースの方がフェイクだと分かってしまうので、それが気に食わなかった。

 プーチンはすでにジャーナリストを17人殺している。

 プーチンは歴史の教科書も書き変えさせている。スターリン体制下の自国民殺しを隠蔽させようとしているのだ。その規模は独ソ戦の被害者数よりも大きいので洒落にならない。ソ連共産党は70年間でロシア人口の三分の一を殺してしまった。

 「自由な報道」は、人々が無料で与えられる環境ではないのだ。

 次。
 Brett Tingley 記者による2021-6-28記事「Navy Offers Glimpse Of Its Submarine-Launched Mine Capabilities In The Mediterranean」。
    珍しい訓練写真が公表された。地中海の第6艦隊に所属する米SSNの『モンペリエ』が、「マーク67自走敷設機雷」の練習用ダミーを、ギリシャ領クレタ島北岸のソウダ港で積み込んでいる作業の写真だ。

 ※ギリシャは今年から、サウジに「ペトリオット」の1個大隊を提供して、フーシが放つ無人機から石油プラントを防御してやっている。

 SLMMとも称されるこの機雷は、片道使い捨てのUUVのようなもので、潜水艦の魚雷発射管からリリースされ、数十km自走して、所定の海底に、対潜水艦用の機雷を仕掛ける。

 LSMMは外見は魚雷そのもので、長さ13フィート、重さ765ポンドである。

 SLMMのマーク67は、1983年に装備化された。
 げんざい、米海軍が潜水艦から敷設できる機雷は、このマーク67だけである。
 仕掛けられる深度は最大600フィートまで。内臓炸薬は330ポンドある。
 信管は、磁気、低周波振動、水圧変化の複合センサー。

 SLMMは、マーク37電池魚雷を改造したものである。
 SLMMの自航距離は非公表だが、マーク37を低速で発射すると数千ヤードは駛走するので、それ以下ということはないだろう。

 飛行機や水上艦船から機雷をリリースすると、その行動は敵に筒抜けである。
 しかしSLMMは、機雷を敷設したことじたいを敵に対して隠蔽できる。

 ※双胴型の駆逐艦の大メリットは、UUVや機雷を海中に放出する作業を、上空や海上の敵ISRから撮影されずに済むことだ。