最新の商船用のルート決定ソフトは、嵐の目から300海里離れたコースを安全とする。

 indomilitary の記者による2021-7-4記事「Israel ‘Reawakens’ Sri Lankan Kfir with 4+ Generation Fighter Jet Standards」。
   IAIの6-30広報によると、スリランカ空軍が、その保有する「クフィール」戦闘機のアップグレードをIAI社に発注した。代価は5000万米ドル。
 電装系をごっそり、入れ替える。エンジンはJ79のまま。

 やはりクフィールを装備しているコロンビア空軍は2012と2018のレッドフラッグに参加し、まだF-15やF-16に伍して仕事ができることを証明している。

 スリランカは1996から2009にかけて9機、クフィールを買った。現存数は6機という。
 同国内にはタミール人の分離主義運動があり、それに対する空爆に使用されている。

 イスラエル本国では90年代に全機、退役した。

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 ストラテジーペイジの2021-7-4記事。
   CIAは近年まで、カスタムメイドの暗号化FAXを連絡に使っていたが、ユーザーは不満であった。そこで「グレイ・マジック」という暗号Eメール・システムに更新している。

 暗号化FAXは、CIAと納入業者の間の商談に使われていた。特殊装備品の開発の打ち合わせにも便利だったという。
 しかし端末が大型の機械であったため、不便だった。

 ながらくCIAは、インターネットや、ワイヤレス通信を、うけいれなかった。それらは必ず傍受・盗聴されてしまう。
 だからデータは必ず「スニーカー・ネット」で受け渡す決まりだった。すなわち、フロッピーディスク、カートリッヂテープ、USBスティックなどの記録媒体を、人から人の手渡しによって、授受するのだ。

 インターネットで情報を保全する技術は、たとえば金融機関の方がCIAより先を行っていた。CIAには基本的に予算がないために、それに後落していたのだ。もちろん民間企業はCIAに、データ保全の方法など教えてはくれない。
 グレイ・マジックへの更新は、ようやくCIAにそのための予算がついたことを意味する。