Ed Adamczyk 記者による2021-7-9記事「U.S. Air Force detonates hypersonic missile warhead in test」。
フロリダ州エグリン基地にて空軍が、初めて、ハイパーソニックミサイル AGM-183A を、弾頭を地上にぶつけて爆発させるところまで試験し、成功させた。水曜日。
この兵器は航空機から発射されるもので、核弾頭装備。飛翔速度は最大マッハ5。
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Jaroslaw Adamowski 記者による記事「Poland could purchase M1 Abrams tanks from US」。
ポーランド陸軍は250両の 「M1A2 SEPv3型」 戦車を米国から買うことになりそうだ。
ほかに数十両の装軌車両も。ひっくるめて29億ドルくらい。
ポーランドは2002年に128両の「レオパルト2A4」をドイツから買い、2013には追加で119両のA4とA5を輸入している。
2019年に「欧州MBT」計画がもちあがり、独仏が協同開発するという新戦車にポーランドも一枚噛もうとした。しかしこの計画が雲散霧消。あらためてM1を選んだようだ。
※フィンランドは国民全員に銃器を所持させることによって、ロシアがもし国土を占領しても長期のゲリラ戦が続行するから損だぞ、とモスクワに思わせようとしている。それに対して、ポーランドは土地が平坦すぎて、バルト三国とともに、スカンジナビア諸国よりは数段、危うい状況だと言えるので、テッポウぐらいでは対露抑止にならない。こうなったら、国民に「IED製作教育」をする必要があるかもしれない。
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Brett Tingley 記者による2021-7-9記事「Marines Train With Handheld Swarming Drones That Can Also Be Fired From 40mm Grenade Launchers」。
米海兵隊は「ドローン40」を使って演習を実施。
擲弾銃からも発射できるし、手持ちで垂直上昇させることもできるクォッドコプター型のミニドローンに、40ミリ榴弾が結合した兵器。
ローターは折畳まれた状態から展開する。
※要するに、手榴弾がドローン化する時代がやってきたのである。
「ドローン40」は、英軍がことし採用して既にマリで使っている。なかなかよさそうなので、今回、米海兵隊でも試用してみた。
「Drone40」のメーカーは、豪州の「DefendTex」社。
各種爆発物のかわりに、各種センサーや、レーザー指示器を吊るすことも可能と謳う。
自爆式とするのでなければ、このドローンは回収して反復使用できる。
※野外なら、擲弾は敵の頭上から切り離して落下させればよい……と思うが40ミリでは、ほとんど敵兵のアタマに密着させて起爆させないと、ヘルメットや防弾ヴェストで破片が防がれてしまうかもしれない。また屋内で階段の上に位置している敵を爆殺したい場合にも、自爆モードとするしかないであろう。
全重は半ポンド未満。
次々に放流して一斉にスウォーム運用することも可能。
※81ミリ迫撃砲や120ミリ重迫で精密誘導砲弾を発射する前に、「Drone40」の拡大型の、Gショックに耐える空中展開式のミニドローンを投射して、着弾点を精密観測させられるように、将来は、なるのではないか。つまり砲兵の観測用ドローンの、歩兵用重火器版ができる。
メーカーが吹かしているMSRIという新技術。多数の「Drone40」を空中で待機させておき、それを、たったひとりのコントローラーのコマンドによって、一斉に、しかも、それぞれ別々の敵歩兵に対して、降下攻撃させることができる。
※多数のミニ自爆ドローンを、正確なグリッドパターンで、狙った地積に投網をかけるように、同時弾着させることができるようにしたら、それは《クラスター爆弾のドローン化》ということになるだろう。現在、不発弾問題のために西側で採用を見合わせているクラスター爆弾戦術が、ミニドローンによって、ふたたび有効になる日が来そうだ。