ソーラーパネルの普及にともない売電価格が下がり、加州ではソーラーへの新投資が進まなくなってしまった。

 発電パネルではなくて、ホームユースの「蓄電池」に対して、行政が、優遇と補助を与えることだ。さすれば、エネルギー飢饉は最も合理的なコストで解消に向かい、電力インフラは安定し、非常事態に強いグリッドがおのずから形成されるのだ。

 いまのように、発電パネルへの投資ばかりを行政が誘導したら、快晴の昼間には必要以上の電力が発電されるようになって誰も儲からず、夜間にはそれがいきなりゼロになって電力がピンチ……という不都合がますますエスカレートするしかない。あたりまえの話である。

 なんで今までこのあたりまえのメカニズムが誰にも理解されないのか?、

 次。
 ストラテジーペイジの2021-7-15記事。
    タリバンはカブールに駐留するトルコ兵500~600人を敵視しはじめた。他方では中共を新しい仲間だと認定し、シナ人だけは攻撃しないのでもっと入国してくれと誘っている。

 トルコとパキスタンの関係は悪くないのでタリバンは困っている。
 トルコはこの駐留によりNATO諸国に恩を売ることができる。

 ひとつ確かなことは、カブール南方60kmのカブール国際空港がタリバンに制圧されたら、アフガニスタン政権はおしまいである。トルコ兵はその空港を警備してくれている。

 ドイツはトルコに6隻の潜水艦を売ろうとしているのだが、ギリシャは7-8、これに懸念を表明した。ギリシャとトルコは海上で揉めている。どちらもNATO加盟国で、NATOはギリシャ寄り。

 トルコのミサイル・メーカーである「ロケトサン」社は、HARMの国産版である「アクババ(Akbaba)」を完成した。戦闘機から発射して、地上のレーダーを精密攻撃する。

 ※アクババは怖いよぅ……。

 7-3判明。ラトヴィアも「バイラクター TB-2」を買う気になっている。

 7-1、米国は妥協した。トルコ軍が18歳以下の兵隊に戦闘させることを、公式に許容したのだ。

 米国の調べによれば、シリア国内の反政府勢力「スルタン・ムラド師団」は少年兵を使っている。その勢力をトルコが後援している。
 「スルタンムラド師団」は民族的にはトルコ系である。そして、17歳、16歳の兵士が含まれている。

 6-30、ロシア報道。トルコはロシアに約束した。イスタンブール近郊に開鑿中である新運河が完成しても、モントルー条約は遵守すると。モントルー条約は、黒海に接していない国がボスポラス海峡から黒海に乗り入れてよい軍艦のトン数に上限を設けているのだが、新運河は広く深いために、相当の大型艦でも楽々と黒海に乗り入れられる。トルコは、それはさせないと言ったわけ。なお同条約により、米海軍などは黒海内には連続21日しか居てはならないのである。

 「カナル・イスタンブル」の上にかける高架橋の礎石が6-30に据えられた。予定では橋は6本架ける。
 ボスポラス海峡の通航料は無料であるが、「カナル・イスタンブル」は料金を徴収するので、トルコの期待が懸かっている。

 6-18、トルコは「S-400」を当分稼動させぬと声明した。梱包状態にしておくと。

 6-16、トルコの造船所「クゼイスター」が受注した。ロシアがバレンツ海で使う、巨大浮きドックを。ロシア国内の造船所には、このサイズの浮きドックを建造することができないという。

 6-14時点でのトルコの目論見。NATO軍が去ったあとのアフガニスタン警備には、トルコ軍だけでなく、パキスタン軍とハンガリー軍も加わるべきではないかと。