ISABEL DEBRE and JON GAMBRELL 記者による2021-8-3記事「British navy group: ‘Potential hijack’ of ship off UAE coast」。
火曜日の英軍発表によると、事態は現在進行形。フジャイラー海岸の沖だという。
それより前、6隻のタンカーが、AISを通じて、船を統御できなくなっているとアナウンス。エンジンを停止させられてしまい、操舵できないと。
1隻だけはその後、再び動き出している。
オマーン空軍のエアバスC-295MPA哨戒機が1機、現場海面上空を旋回中。
周辺では、イスラエル軍、英軍、米軍が協同してイランに対する警戒態勢に入っている。
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ストラテジーペイジの2021-8-3記事。
イランが新しく掃海艦を就役させたが、その後部甲板上に、イタリア製の「プルート」に酷似した無人掃海艇(UUV)が載っている。
「プルート」シリーズはこれまで200機弱、生産されていて、イタリア、ノルウェー、エジプト、ベトナム、スペインの海軍が採用。
2009年からは米企業もライセンス生産するようになり、そこから輸出も可能になっている(エジプト向け)。
最新型の「プルート・プラス」は自重320kg、全長2.3m、ペイロード100kg。
バッテリー動力により、時速10kmまで出せる。連続作業時間は2~6時間。
深度は400mまで。
オプションとしてワイヤレスのデータリンクあり。浮上中に送受信できる。
機雷をみつけたら、その近くに時限爆弾を置いて、爆破処理できる。
イランはプルートの実物をどこかから入手してリバースエンジニアリングしたのではないかとイスラエルは疑っている。
そしてこのコピー品をハマスに渡し、ハマスはそれを、イスラエルの沖合いガス田と本土を結んでいる海底パイプラインの爆破に使うのではないかと。
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Gordon Chang 記者による記事「The Delta Variant Could End the Chinese Communist Party」。
中共領内にデルタ株が拡散中。南京禄口国際空港に7-20にロシアから飛行機が到着した。その飛行機を消毒した空港労働者9人が、新コロ検査で陽性と出た。そこが起点だと言う説あり。
新コロ感染者をゼロに抑え込んだと自慢していた武漢市でも、新たにクラスターが発生。
蔓延は北京にも広まり、ついに中共は、国境を越えた旅行者を原則、禁止した。
エッセンシャルな出張旅行は認められるが、テスト陰性でなくてはならない。また、公務員は、所在する市から出てはならない。
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indomilitary の2021-8-1記事「Suffers engine failure, Russian Sukhoi Su-35 crashes shortly after takeoff」。
極東ロシア軍所属の双発の「スホイ35 スーパーフランカー」がエンジントラブルにより墜落した。離陸後4分で。
同機は、樺太上空で空戦訓練する予定であった。
パイロットは脱出し、オホーツク海で拾われた。
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indomilitary の2021-8-2記事「Wow, Russian Sukhoi Su-34 fighter pilot turns out to be using a US-made GPS device」。
8-1の「ディフェンス・ブログ」に写真付きで紹介された事実。シリア北部で作戦中の露軍の「スホイ34」の機内には、米国のGPSを受信するための小さいデバイスが追加されている。市販品なので民生レベルの信号しか拾えないが……。ちなみにこの露軍パイロットの左腕ワッペンは旭日旗意匠である。
このデバイスは米国ガーミン社製の「eTrex レジェンド」であるようだ。深い谷地の底でも正確な位置情報を得られると謳っている。
ロシアの航法支援衛星GLONASSの電波は、作戦飛行中にときどき機能しなくなることがあるので、バックアップとして、米国のGPSも頼りにしなくてはならないのだという。
グロナス衛星はいま24機が機能中。GPS衛星は今31機が機能中である。