AFPの2021-8-5記事「Fukushima blooms of ‘hope’ in Olympic bouquets」。
ブーケに使われているユーストマとアマドコロは福島県産。
またヒマワリは宮城県産、リンドウは岩手県産である。
つまり2011東日本大震災の被災地産がわざわざ選ばれている。
ユーストマの花言葉は「希望」だと、浪江市の栽培農家は語った。
※『USAトゥデイ』によれば、60歳のカール・ルイス氏はまだ母校の陸上のコーチをしていて、ヒューストン市内の自宅テレビで男子4×100mリレーの予選(米国チーム敗退)を視たが、バトン渡しの練習をぜんぜんやっていないことは明らかだったので、激おこだ。サーカスの幕間の「クラウン・ショー」だったと罵倒している。200mの得意でない選手にカーブ区間を走らせるとか、監督が指揮権を持っていないことも明瞭に伝わったという。だがこれは考えてみれば不思議ではなかろう。だって、ひとりひとりの選手に別メーカーの有力スポンサーがついているんだから。それでもしリレーで金メダルをとったって、それが、どの靴やウェアのおかげであったのか、視聴者にはぜんぜんアッピールできないわけだよ。いやそれとも今回はすべての国の出場者が、同じメーカーの新型靴か? だったらやはりメーカーは、リレーの米国チームのコーチにカネを出す必要がないよね。
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Wyatt Olson 記者による2021-8-4記事「Navy accuses SEAL school dropout of starting fire that gutted USS Bonhomme Richard」。
昨年夏、サンディエゴ軍港でメンテナンス工事中だった強襲揚陸艦『ボノムリシャール』内で火災が発生し、廃艦になってしまった事件。原因はじつは放火であり、その犯人は、ネイヴィ・シールズの教程から5日目にして脱落した一水兵であった。この水兵は20歳。
2020-12に、同艦はスクラップにすることが決まった。
消火の直後から、放火だと分かっていた。火元の「ロウワーV」とよばれた下層のデッキから、石油入り容器が見つかったので。
この下層デッキに出入りできる水兵を洗い出したところ、すぐに容疑者が浮かび上がった。
こやつのSNS投稿を調べたところ、事件の1ヶ月前に「朝のナパームの臭いは格別だ」という映画『地獄の黙示録』中の台詞を書き込んでいた。
別な水兵が、バケツをもって「ロウアーV」に降りていく容疑者を目撃していた。
容疑者は2019に海軍に入営。電気・コンピュータ系分野の職を望んでいた。ところがすぐに気が変わり、2019-10に、SEALの水中爆破基礎教程に進むことを選ぶ。
『ボノムリシャール』配属となったのはそこから脱落した後である。
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ストラテジーペイジ の2021-8-5記事。
長時間の覚醒効果のある、処方箋の要らない飲み物、エナジードリンク。米軍内で定番なのは「Rip It」である。これは「Red Bull」の廉価版といったおもむきだ。
米軍は2004年以降、イラク内の駐屯地にて、この「リピット」を無償で兵隊に好きなだけ飲ませるようにはからった。
メーカーは国防総省と大口契約を結び、格安の卸値で納入している。
「リップ・イット」1缶には、カフェインが100ミリグラム、入っている。
暑熱地では熱いコーヒーなんか飲む気がしない。そしてどういうわけか米軍の補給システムは「アイスド・コーヒー」を供給してはくれないのである。だから、現地の兵隊たちは、「リピット」1択となってしまうわけ。
暑熱地であろうと、米海軍の艦艇内では、コーヒーが飲める。そこでは「リップ・イット」には用はない。
この他、「カフェイン・ガム」というのもある。
かたや、中東のイスラム・テロリストたちは「スピード」(覚醒剤アンフェタミン)を愛用している。密輸武器を押収すると、かならず「スピード」錠剤もみつかるので、連中がいまや広く常用しているのは間違いない。
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John Koetsier 記者による2021-4-20記事「The X-Shore Electric Boat Is The Tesla Of The Sea (And Just Snagged $17M To Expand Production)」。
スウェーデンにあるメーカーの「X Shore」社。
テスラの小型船舶版を造った、と意気込んでいる。
米ドルにして32万9000ドル。
モーターは225キロワットの出力。バッテリーは120キロワットアワーの容量。
このサイズの船に旧来の軽油を満タンにすると500ドルから1000ドルする。
しかし「エレックス8000」は、10ドルか20ドルで満充電にできる。電源は家庭用コンセントでいい。
フルスロットルなら2時間。低速巡航なら20時間、バッテリーがもつ。その場合、100海里=185kmの航続力がある。
※記事中に船のトン数が載っていない。写真の印象では最小サイズの漁船になり得るという感じ。沿岸漁業用の漁船はこれから逐次に電動に切り替わっていくのだろう。