ママチャリの前カゴに「スピンネーカー」と同じ空力仕事をさせる「仕掛け」は可能なはずだ。

 向かい風のときは気流を整流させて抵抗を減らす。
 追い風のときはスピネーカーとなって乗り手に楽をさせる。
 このぐらいの設計は、できるだろう。

 さらに、正面や、斜め前方から風を受けたときは、自転車の車体前半部分を「浮かせる」方向に力が作用するような全体空力設計が望まれる。
 レーシングカーならばダウンフォースで横スリップを防ぎたい。しかし買い物自転車で急ハンドルなどありえない。むしろ浮かせる方が得なのだ。

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 Nabih Bulos 記者による2021-8-11記事「Why is the Taliban on such a winning streak, and can the tide be turned?」。
    米政府による公式のカウントでは、アフガニスタン政府には、軍と警察とあわせて30万699人の人員が揃っているはずである。これでどうしてタリバン風情に国土の65%を征服される事態となっているのか?

 この30万人のうち「使えそう」なのはじつは五分の一くらいしかない。CIAが特訓してやった、特殊部隊である。その数、5万6000人。

 タリバンは米側のカウントでは7万5000人の戦闘員を擁す。したがって数的にもタリバンは優越。

 アフガニスタン政府に登録されている軍人や警察官には、帳簿上しか存在しない「ゴースト」員数が含まれている。2020年時点で5万8478人はゴーストだった。給料「中抜き」の仕組みがあるのだ。根本的に腐っている。

 パシュトゥーン族の住む南部の警察拠点はとっくにタリバンの麻薬マネーに籠絡されていて、逆に麻薬商売の拠点と化している。

 アフガン政府軍はいきおい、CAS頼みとなる。しかしアフガニスタン政府軍の航空部隊は、要求されたCASリクエストに25%しか応えてやることはできない。すでにオーバーワーク。

 アフガンの田舎では、道路はゲリラに塞がれてしまうから、砦の維持を、空中補給に頼るしかない。その補給力も、アフガン空軍部隊にはない。
 したがって、タリバンは、道路を支配するだけで、政府軍警の地方拠点を、無力化してしまえるのである。

 ※へラート州ではイラン交易ルートをめぐってタリバン・セクター同士の内訌が起きているようだ。米軍がいなくなる9月以降、あっという間に軍閥割拠状態になるだろう。北部の非パシュトゥーンの各族は、すでに独自に兵器弾薬の海外手蔓を確保している筈。

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 ストラテジーペイジの2021-8-11記事。
   武漢市内に、中共軍最大級のサイバー作戦本部が建設された。面積38平方km。
 工事は2017年からずっと続いていた。
 ここが、軍人に対するサイバー戦技の教育訓練センターにもなるようだ。

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 Patrick Howell O’Neill 記者による2021-8-10記事「Chinese hackers disguised themselves as Iran to target Israel」。
    イスラエルが2019年と2020年に受けた国外からのハッキングを分析した結果、シナ人がファルシ語を使って、あたかもテヘランからイスラエルに向けてハッキング作戦しているように見せかけていることが判明した。

 しかし広く中東各地から収集したハッキングの手口と照合すれば、大もとのスポンサーが誰かは、バレバレなのである。ツールが皆、同じなのだ。

 また、ターゲットがどの分野かという統計をとっただけでも、敵の「関心領域」が浮かび上がる。そこに一貫性があるので、ツールを解析するまでもなく、犯人はシナ人とわかるのだ。