韓国海軍が「弾道ミサイル潜水艦」の第一号艦を引き渡された。

 AFP Staff Writers 記者による2021-8-13記事「South Korea commissions first SLBM submarine」。
   韓国海軍は金曜日、同海軍初の、弾道弾発射型潜水艦を受領した。
 水中からSLBMを発射できる。

 エンジンはディーゼルで、排水量3000トン。
 全長が83.5m、巾が9.6m。連続で20日間、潜航できるという。

 弾道ミサイル用の垂直発射管は6基そなわっている。

 実戦パトロールに乗り出すのは来年の8月だろう。公試運転が済んでいない。

 次。
 Greg Waldron 記者による2021-8-13記事「Nigeria’s first Super Tucanos depart USA」。
    ナイジェリア空軍が発注していた「A-29 スーパーツカノ」×6機の納品が始まった。ジョージア州のムーディ空軍基地からフェリー自航した。

 メーカーのシエラネヴァダ社の総受注数は12機で、これは2018年のFMSである。総額3億2900万ドル。

 シエラネヴァダ社はフロリダ州ジャクソンヴィル市にある。しかしそのパイロットと整備士のトレーニングは、ムーディ基地でしているのだ。

 げんざい世界じゅうで164機のスーパーツカノが飛んでいる。ブラジル空軍は93機、アフガニスタン政府軍は25機、チリ空軍は22機。
 他に、レバノン、モーリタニア、フィリピン、トルクメニスタンなど。そしてまた、非公開のユーザーもあるという。

 ※ナイジェリアは中共製の輸出専用の最安値ジェット戦闘機であるJF-17のバイヤーだ。もしも中共にA-29の同格機を製造できる技術力があったなら、このナイジェリアを含めて、とっくに、世界中に、集中豪雨のようにその輸出がされていただろうと想像することができる。しかし、そうはならなかった。小型で強力な、ターボプロップエンジンを、中共国内では製造ができないのがその理由。これが、どれほど西太平洋諸国家にとって幸運なことなのか、わたしたちは認識しなければならない。もしカナダ製の小型ターボプロップと同等のエンジンを中共が国産できたならば、中型セスナの「キャラバン」のような僻地用の軽便輸送機を1000機単位で人民解放軍に納入することも、お茶の子でできてしまう。1000機で10人を運べば、ひと晩で1万人の兵隊を台湾の道路に強行着陸させられる。それをさいしょから5000機揃えて、何度も反復したら? 台湾どころかパラワン島もとっくに占領され、次はブルネイの番であっただろう。