電動カーゴバイクの普及のためには、今のトラック中心の道路の作りなおしが必要である。

 Mark Sutton 記者による2021-8-13記事「Analysts foresee courier businesses taking 43% of cargo bikes」。
   電動のカーゴバイク(荷物運搬用の自転車)。予測が出た。その売り上げの43%は、都市部の商品宅配業者が買うことになるであろうと。

 カーゴバイクは、全世界で、今年、9億ドルの売り上げに達するであろう。

 そして2031年には、28億ドル以上の市場規模になっているであろう。
 欧州ではドイツがリードする。西太平洋では、豪州とニュージーランドがリードする。

 電動カーゴバイクの主流は、3輪型である。
 もっか、米ドルにして3501~6000ドルの価格帯が、いちばん売れている。世界市場の44%はそれ。

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 Prime Gilang 記者による2021-8-14記事「Abandoned by Afghan Troops, Taliban Militia Get ‘Free’ ScanEagle Reconnaissance Drone」。
   アフガニスタン政府軍のために供給されていたUAVの「スキャンイーグル」がそっくり良好な状態でタリバンの手に落ちた。

 過去24時間のあいだに、ブラックホーク・ヘリコプター×2機、MD-530F攻撃ヘリ×2機、ミル輸送ヘリ×4機、ミル35武装ヘリ×17機、スキャンイーグル×4機をタリバンは鹵獲した。
 いずれも、無人の倉庫にそのまま残されていたのである。

 過去、米軍と豪州軍が、アフガン内でスキャンイーグルを使っていた。アフガン政府軍にも供与されていた。
 アフガニスタン政府は2015年にまず65ユニットのスキャンイーグルをFMSで注文した。その価額は7090万ドルであった。
 2017年にはさらに5ユニットを追加発注。2018年にはさらなに35ユニットを追加発注。
 2020年11月には、またさらに15ユニットのスキャンイーグルをアフガニスタン政府は注文している。

 イランは2012年末にペルシャ湾で拾った数機のスキャンイーグルをリバースエンジニアリングして「クォッズ・ヤシール」というドローンをこしらえている。

 ※スキャンイーグルはけっこう、作戦喪失があるということがわかるではないか。1機1億円前後とすると、自衛隊も気軽には使えないわけだ。

 スキャンイーグルにはいろいろなセンサーがとりつけられる。ハイレゾのサーマルセンサーの「DRS E6000」は、640×480ピクセルを25ミクロンピッチで電送してくれる。グッドリッチ・センサーズ社製の短波長赤外線カメラも用意されている。また、小銃発射源探知センサーというのもあって、これは米空軍のスキャンイーグルにとりつけられ、敵の狙撃手の隠れ場所を見つけ出してくれる。

 ※余談だがメーカーのInsituはラテン語の「in situ」=あるべき場所 が語源なのではないかと思われる。しかし、発音しにくいんだよ! おまけに日本語読みすれば「陰湿」だろ。こういう感覚のメーカーからは買うなよ。

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 Joseph Trevithick 記者による2021-8-13記事「Here Is Why This Sailor Is Holding A Laser Fire Hose」。
   『ボノムリシャール』喪失で船火事の恐ろしさを認知した米海軍は、デジタル設備を使った本格的な「消火戦闘訓練シミュレーター」をノフォーク軍港に導入した。消防ホースの水の代わりに緑色のレーザーが出るのだ。

 ノズルの先にはスピーカーもついていて、水が噴出する音までするのである。

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 Timothy Wright & Joseph Dempsey 記者による2021-7-30記事「South Korea’s possible problematic SLBM」。
    この記事の時点で肝腎のSLBMは、水中リグからの「エジェクション」テストが1回だけ済んだ状態と考えられる。モーターに点火すれば外国はすぐ探知する。それがなかったので。

 エジェクション・テストとは、水中からミサイルが水面上へ飛び出すところまでの試験で、モーターには点火しない。
 ※二酸化炭素ガスなどによってコールド状態でまず水面上まで飛び出させてから、ブースターに点火してホット状態にする。

 韓国政府は、もし北鮮から核攻撃された場合には、通常兵器によって大量報復するとしている。それが公式ドクトリンである。
 ※ところがこんど進水した潜水艦の非核SLBMでは、大量報復の役には立たない。そのカネがあったら、地下トンネルから発射できる巡航ミサイルを大増産した方が、公式ドクトリンの補強になる。次等の措置は、潜水艦のVLSから巡航ミサイルを大量発射する方式である。つまり韓国政府の公言しているドクトリンと、じっさいに建造している兵器システムは、うらはら。だからすべての国が韓国政府を信用していない。豪州軍が哨戒機を嘉手納に進出させているのも、韓国を信用していないからである。