無洗米を貰うと嬉しいが、鯖缶はもっとうれしいですね。

 く~れくれタコラ~♪

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 Kyle Mizokami 記者による2021-9-1記事「The Navy Invented a Device to Prevent People From Talking」。
    人は自分が話している声をミリセコンド単位のディレイでまた自分の耳にフィードバックされれば、集中を乱されて、話がしどろもどろになってしまう。
 この現象を利用した、交話遠隔妨害マシンを、米海軍が開発した。

 この装置の特許は2019に取られているが、いままで非公開だった。
 敵人の声を録音し、それを、二回連続で、話者に向けてアコースティックに送り返してやる。一回は即座に。そして二回目は、ほんのわずか、時間を遅らせて。

 この兵器を使う対象として考えているのは、議事堂占領のような集団犯罪を扇動しているチームリーダーの声である。それをガン・マイクで録音し、人工ディレイをつけてPAで打ち返してやる。音響機材はLARDのような極限の指向性を有し、話者の頭部を遠距離からでも直撃する。

 特許の説明によれば、当人以外には、その声は聞こえないという。

 ※街頭演説しているとき、向かいのビルからスピーカーの音が跳ね返ってきて、自分の声をデシセコ単位の遅れで聴かされるのは、ごく普通の経験にすぎない。ふだん公衆の前で喋らない人なら困惑させられるが、何度もやっているうち、慣れてしまう。しかし記事のマシンの発明は、このディレイの間隔を人為的にいろいろに変えられることにあるのではないかと思う。デシセコにしたりミリセコにしたり、あるいは1秒以上にしたり、刻々と変えてやれば、敵の話者は、そのエコーを脳内で打ち消す慣熟作業に追われ続けて、集中はできないはずだ。

 ※この装置には野戦韜晦兵器としての可能性がある。ある場所から「サウンドスケープ」を拾い、それをストアしておいて、ぜんぜん関係ない地面に向かってそのサウンドスケープを放ってやる。敵兵は、シチュエーションアウェアネスを大いに混乱させられるはずだ。特に夜間。敵の斥候に、偽の「兆候」を感覚させてやることもできるだろう。

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 The Maritime Executive の2021-9-2記事「Fast Supply Boat Strikes Iranian Offshore Gas Platform」。
   イラン沖のイランの海底ガス田掘削リグに、ドバイの高速補給船(やはり掘削リグに人や物を届ける役目の船)が衝突し、船の船首が大損傷。
 この衝突による怪我人はなく、リグは無傷で操業を続行しているという。船にも沈没の危険はない。

 事故原因は不明。

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 ストラテジーペイジの2021-9-5記事。
   第七艦隊のほとんどの軍艦は、「AN/SLQ-32」、通称「スリック32」という電波モニター用のセンサー機材を搭載している。これによって、中共の艦艇が輻射する電波をことごとく記録しているのだ。

 スリック32は もともと冷戦時代にソ連軍艦艇をパッシヴに見張るために開発された。

 近年、アップグレードが進み、感知した電波が何なのか、AIが即答してくれるのみか、最善の電波対抗策もAIが自動的に考えてくれる。

 中共海軍には電子戦上の不利がある。というのは、新装備は洋上で試験しないと意味がないわけだが、中共の海岸線は単純且つみじかすぎて、ふところが浅い。
 そのため、何を試しても、確実に外国海軍から電波をモニターされてしまうのだ。電子系装備の性能がバレバレなのである。
 特に「EP-3」が大活躍している。

 よって、もし実戦になったときには、中共海軍側から電子的な奇襲をすることはできず、その逆に、米海軍側からは、技術奇襲はし放題と考えられる。

 中共はAGIシップ(電波収集船)に平時の洋上シギントを頼っている。米側は平時にその裏を掻くのは簡単である。

 ※この記事は航空機によるモニターを強調しているが、それはひっかけで、じつは軌道上の衛星による電波モニターが常時できてしまうことが米軍の強みなのだと思われる。日本はシギント衛星への投資が皆無のようだが、それでいいのか? いいわけないだろ。

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 AFPの2021-9-4記事「Two atypical cases of mad cow disease detected in Brazil」。
    ブラジルで、珍奇な狂牛病の症例が2件みつかり、このせいで、中国向け牛肉の輸出が止まった。

 原因がさっぱりわからないという。注射や餌はしっかり管理されており、問題がないのだ。

 2019にもマットグロッソで17才の雌牛がBSEと診断され、中共向けの牛輸出が一時、止まったことあり。