ものすごい情報量の奇特な新刊をご紹介します。

 並木書房さんから新刊『米軍から見た沖縄特攻作戦』が出た。米国のベテランの戦史研究家が、長い年月を費やして米軍の主に水上艦艇から見た戦闘詳報を調べ上げ、1日ごとに出来事をすべて書き抜いてくれています。
 この見本、じつは先月のうちに頂戴していたのでしたが、あいにくと、じぶんの新刊がなかなか書き上がらなくて、拝読する時間がちっともありませんでした。今、最初の47ページまで来ました(全体が419頁)。「友軍誤射」というところです。このようなリアリティある話は、従前の日本語文献ではめったに知ることができなかった。
 昔の事実をディープに知りたいと願う人たちのために、その人たちの調査代理人となって多大な手間ひまを省いてくれる、このような労作を、日本語で誰でも読めるように出版してくださるということは、ありがたいものだと思います。

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 ところで、軍事系の最新トピックスを、わたしがピックアップする使用料のかからない大量の写真と、わたしが添えるオリジナルな説明キャプションだけで、バラエティ番組式にテンポよくにぎやかに紹介して行く、そんな一般人向けの書籍出版企画にご関心のある版元さんはございませんか? スピーディに1冊つくれます。

 ご連絡お待ちしています。



米軍から見た沖縄特攻作戦