AFPの記事「China secretly tests earth-circling, nuclear-capable hypersonic missile ? report」。
日曜日の『フィナンシャルタイムズ』によれば、中共は8月に戦略射程のハイパーソニックミサイルのテスト発射をして米国を驚かせたという。
それは核爆弾搭載前提のサイズで、LEOを1周してから落下したという。つまりHGVだが、コンセプトとしてはFOBS(部分軌道爆撃核兵器)だ。
着弾は、標的〔おそらく内陸砂漠に設けた〕から20マイルの誤差であった。
ブースターロケットには「長征」が用いられた。
※この話が本当なら、ロシアの「アヴァンガルド」よりも長射程を実現したことになる。米国だけでなくプーチンも焦ってしまうだろう。ただしもし「長征」がブースターとして不可欠であるなら、車載化も列車化もサイロ化も難しい。「長征」のどの型番が使われたのかが気になるところだ。
次。
indomilitary の2021-10-17記事「Stranded on the beach, a figure similar to a torpedo makes residents of Severodvinsk, Russia commotion」。
白海の海軍工廠都市セヴェルドヴィンスクの海岸に、緑色で長さ8mの長魚雷が打ち上げられているのが住民によって発見された。
この写真をロシアの兵器マニアが見たところ、これは魚雷ではないとの御託宣。
「ベリリウム・イズデリエ 2547 EW」という魚雷戦訓練用の妨害シミュレーター器材で、やってくる魚雷のパッシヴソナーを狂わせる働きをするものだという。
この器材は全長8mで内部に電池がある。径は534ミリで魚雷に等しい。重さは1.5トン。潜水艦の発射管から放出される。