Minnie Chan 記者による2021-10-30記事「South China Sea: experts still in dark over what smashed into US submarine」。
『コネチカット』の水中衝突は、10-2にパラセル諸島の海域で起きた。
グァム島に繋留されている『コネチカット』の衛星写真(民間の「プラネットラブズ」が10-20に提供し、ウェブサイトの「ザ・ドライヴ」が公表)から判定して、衝突した相手は、なにか小さい物体であったと思われる。
写真で分かること。艦首のソナードームが取り外されている。
12日前、北京にある海洋シンクタンク《南支那海戦略情勢調査研究所》がツイッターに不鮮明な写真を投稿。そこには、10月3日にパラセル島から80km南東の海面を浮航している、シーウルフ級のSSNが写っていた。
パラセル諸島の領有を主張する中共の立場からは、衝突海域は自国EEZ内である。しかしパラセル諸島の中共主権を認めない米国の立場からは、現場海域は公海である。
北京在住の海軍専門家氏いわく。たぶん衝突相手は、小型のUUVだったのだ。
※固定機雷や固定聴音機と違ってUUVはマッピングしようがない。マッピングされていないものにはシーウルフ級も衝突する、ということが判明したのは中共にとって今回の大収穫だろう。こうなると中共としては、「常に移動している聴音機」もしくは「機雷ではないが米SSNにとってはソナードームを壊されるおそれがある厄介な障害物」としての非爆装のUUVを平時から多数、自己主張EEZ内に回遊させておけば、そこが浅海であればあるほど、シーウルフ級の接近を阻むことにつながるであろう。さらに、そうした静かな低速UUVに加えて、魚の「ダツ」(Needlefish)のように、不規則にとつじょ加速驀進する――そのさい敢えて音もうるさく立てる――UUVを「脅かし用」に混合遊弋させておけば、ますますシーウルフ級は、損傷リスクが高くなって近寄り難いのではないか。
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William Cole 記者による2021-10-29記事「Amid calls for relocation of Red Hill, the Navy pushes a double-tank test」。
オアフ島の「レッド・ヒル」の地下に、対日戦争の初年に完成している巨大燃料貯蔵施設。老朽化とともにそこから軍用燃料が漏れ出すようになって、タンクより100フィート下にある帯水層(その地下水が住民の上水となる)を汚染するというので、二重壁の新タンクに造りなおす必要がある。海軍は7億5000万ドルを計上している。
ことし7月16日には地下パイプの小孔から軍艦用の軽油が漏れ、真珠湾を汚染していることがわかった。
5月6日には、1618ガロンの航空燃料も、この地下施設から漏れ出してしまった。
こうした燃料漏出を防ぐ技法としては、LNGタンカーのシステムが参考になるという。
※最近報道によると米海軍と海兵隊はノルウェーの海岸部の岩盤に横穴トンネルを掘って、対露核戦争に備えた軍の病院施設を用意することになった。ノルウェーは火山国でないのと、人口過疎で、無人の海岸がいたるところにある点で、ハワイより恵まれている。