韓国のひとりあたり二酸化炭素排出量は甚だ多いのに、どうやってグラスゴーでそれを誤魔化した?

 2021-11-2記事「<Interview with a single mother> Young women who avoid marriage is on the rise.」。 
   北鮮で、離婚して、高校生の娘をひとりで育てているシンママにインタビュー。
 北鮮では、若い男の方は結婚したがるが、若い女の方は、もう結婚を望まない。

 カネが生存にとっていちばん大事である。いまや、カネは結婚よりも大事。
 いちど結婚すると、離婚は容易ではない。

 だいたい、ひとたび結婚すると、女の方にだけ、重荷がかかってくる仕組みがある。
 男は勤労奉仕に出かけなくてはならない。政府命令によって狩り出されて、無給でこき使われるのである。完全なタダ働きである。
 そこではカネも食料も受け取れない。そこで、妻が外でカネを稼ぎ、夫と子どもとじぶんを養わねばならない。これが北鮮の若夫婦の現実だ。女の側に、すべての負担がのしかかる。

 びた一文稼いでくれない夫とは何なのか。家に番犬を飼っているよりもなお悪い。稼ぎゼロのくせに、夜になるとセックスを強いる存在。だから「もう男は要らない」というのは、北鮮の女たちの間では、すでにスローガンと化しているのである。

 しかし、男が、政府が命ずる勤労奉仕をバックレて、私的なビジネスに精を出したりしていると、罰せられてしまうのである。
 だから女が市場で商売してカネを稼ぐしかないのだ。

 だがそうなったら、養い口は少ない方が、つまり寡婦の方が、暮らしが楽だ。

 この必然の結果として、北鮮では出生率も激下がりである。
 北鮮は統計数値を出していない。
 しかし米CIAは、2021-7時点で、出生率は「1.91」だろうと見積もっている。

 北鮮では、女子は「朝鮮社会主義愛国女子会」に所属せねばならず、30歳を超えると、こんどは「朝鮮社会主義愛国婦人会」に所属しなければならない。強制である。

 婦人会の集まりでは会長が、《女が独身のままカネをかせいでも国家は救われない。結婚してたくさんの子どもをつくらねばならぬ》と説教するのが常。

 北鮮では離婚が非常に面倒なので、若い男女は、様子見のため、まず同棲する。かなりの期間、そうするようになっている。これは政府としては面白くない。それは蓄妾であって、「非社会主義的」だと非難している。

 隣組のような地域組織が、同棲カップルを呼び出して査問し、正式に婚姻登記させようと迫る。そうなるとカップルは、表向き、別れたふりを装い、世間に隠れて密会を続けようとするが、組織は、それも邪魔しようとする。

 このインタビューは中国国境から持ち込んだスマホにより、リモートでなされた。

 次。
 2021-11-2記事「<Inside N. Korea> Sex Trafficking of Underage Girls Spreads, Including ‘Aid Relationships.’ Authorities issued strict orders to eradicate it.」。
   北鮮の都市部では、女子高生の売春が増えている。

 当局は、こうした女子高生を逮捕し、少年強制施設へ送って、根絶を図っている。

 新コロで中朝国境が閉鎖されて以来、北鮮人の現金所得は激減。反比例して売春が著増している。もちろん当局は摘発に努めている。

 北鮮版の「援助交際」がいたるところに見られる。

 ある17歳の女子高生にインタビューしたところ、彼女と彼女の周囲のセベラル人が日常的に売春しているという。相手は、金持ち特権階級の男のこともあれば、そうでない場合もある。

 相場だが、1回50元(すべて中共の人民元である。もはや北鮮通貨に価値はないので)から150元。稀に、200元というときもある。女が若いほど、金持ち男は、代価を高く支払う。

 ちなみに「10元」は、米ドルにして1.56ドルの価値だ。

 北鮮には「ラブホ」がないので、場所は、男の自宅ですることが多い。
 女子高生の素人売春だと、ボディーガード無しなので、もし警察の手入れを受けてしまった場合、強制収容所送りの大ピンチに陥るが、これが、プロ商売の女だと、護衛役がついていて、警察からは守られる。

 しかし女子高生売春でも、友達1人を、家の外に見張りとして立たせておく。

 ときには両親が、娘の女子高生に、外へ行ってじぶんでカネを稼いで来い、と命ずる。そこまで、北鮮経済は、悪くなっている。