ハイテンにいわせると中共の新設のICBM基地は、対米第一撃用にしか見えない。

 しかしFOBS実験は、往年のスプートニクショックになぞらえるほどのイベントではない、と。
 CBSのインタビュー。

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 Matthew M. Burke and Mari Higa 記者による2021-11-17記事「Japan complains to US military after Marine with coronavirus takes commercial flight」。
    国外から来日した米海兵隊員1名が、新コロに罹患しているのに隔離手続きを無視し、そのまま東京から沖縄まで民航機で移動していた件について、日本政府は在日米軍に文句を付けた。

 この男子海兵隊員は20代で、キャンプ・フォスターに所属。10-30に成田に到着し、テストで新コロ陽性と出た。この場合、横田基地で一定期間、隔離されなければいけないはずのところ、翌日、民航機で沖縄に飛んでいる。

 その民航便の男の近くの席に乗り合わせた27名の乗客について沖縄県が追跡調査したところ、さいわい、この男から新コロは移されていなかった。

 米海兵隊は沖縄県にこの件を11月1日に知らせた。海兵隊の把握によれば、この海兵隊員はワクチン注射を受けており、症状も出ていなかったとのこと。

 この海兵隊員は、成田で、じぶんは横田基地に赴任するのだと嘘の申告をしていた。

 この一件は11-10に沖縄県から外務省に対して正式に調査を申し入れたことで、世間に対して隠せなくなった。

 2020-7にはこういう事件があった。米軍関係の4人家族が羽田から錦帯橋空港(=海兵隊岩国基地。軍民共用の飛行場)に民航機で飛んだ。ところが羽田で採取したサンプルから後日、そのうちの3人は新コロ陽性であると判明した。この4人は日本を出国したが、在日米軍は、10年間、基地への立ち入りを禁ずるとしている。

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 APの2021-11-17記事「Turkey, Spain discuss sale of aircraft carrier, submarine」。
    トルコのエルドアンが、スペインのサンチェス首相と共同記者会見。その席上、トルコはスペインから第二の空母を購入するかもしれず、別に潜水艦1隻の購入も考えていると発言。

 げんざい、スペイン設計の強襲揚陸艦が建造中である。やがてトルコ海軍が運用するこの強襲揚陸艦のことをエルドアンは、《第一の空母》だと看做しているわけだ。

 さらにエルドアンは、スペインとの間で、あたらしい軍用無人機も共同開発するかもしれないと述べた。

  ※搭載の艦上機として「TB2改」が検討されている。その方向での新型機もアリだろう。

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 ストラテジーペイジの2021-11-17記事。
    この10月、ウクライナ軍が運用するトルコ製の「TB2」無人機が、ロシア軍の自走砲×1両を破壊した。この自走砲は先に停戦協定を破ってウクライナ軍陣地を砲撃し、兵隊1人を殺し、2人を負傷させていた。その仇を討った。

 これはドンバス戦線における「TB2」の初戦果である。

 ウクライナは2018に6900万ドルを支払って「TB2」を2セット(12機)購入。2019と2020に1セットずつ納入された。以来ウクライナ軍が運用していたが、エスカレーションを懸念していままでレーザー誘導爆弾の投下を控えていた。
 しかし偵察ミッションを重ねるにつれて、こいつはロシア製のSAMではめったに落とされないと理解するようになったのである。

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 Thomas Newdick 記者による2021-11-17記事「F-35 From The Carrier HMS Queen Elizabeth Has Crashed Into The Sea (Updated)」。
    英軍所属のF-35Bが、空母『QE』から発艦した直後に墜落。
 パイロットはエジェクトして無事。

 場所は地中海の東部。

 英空母艦隊には、空母1隻を中心に『45型』の駆逐艦×2、『23型』のフリゲート×2、補給艦×1、艦隊給油艦×1、SSN×1が随行している。

 ※2019年にディスカバリーチャネルが制作した番組で、5万トンくらいの世界最大級のコンテナ船を韓国の造船所で建造する模様が取材されていたが、ディーゼル主機はMAN社からの輸入頼み、スクリューはイタリア製の輸入であった。5万トンのフラットデッキで、かりに25ノット出せるなら、なんでそのまま「準空母」を「国産」しないのかと思ったが、ダメコンや神経システムを考えるとそうも行かないのだろう。おそらく英国からQEもどきの空母システムの建造ライセンスを韓国が買おうとする場合、コンポーネントごとの守秘義務契約の細部が甚だしく面倒なことになると分かってきて、韓国軍は空母の早期建造に二の足を踏まされているのだろう。