くまったくまった

 AFPの2021-11-17記事「Suspect arrested in China digital yuan scam」。
   米ドルにして数千ドルの電子人民元を、シナ中央銀行の「eウォレット」から詐取したとして、シナ人1名が逮捕された。水曜日、中共警察の発表。

 中共では2019年後半から、実験的に10都市で、デジタル人民元を流通させている。北京も含まれる。

 こんかいの逮捕者は江蘇省の高郵市に住所あり。
 まず警官になりすまし、被害者女性の個人情報をいろいろ聞き出し、被害者名義で「eウォレット」口座を開設した。

 そして被害者女性の普通銀行口座にあった30万元(4万7000米ドル相当)が、デジタル人民元に転換された。犯人は次にそれを、おのれの「eウォレット」口座へ転送したのである。

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 『スプートニク』の2021-11-18記事「Russian Military Publishes First Video From Successful Anti-Satellite Missile Test」。
   ロシアの新聞&ツイッター発表。
 ASAT実験で破壊したのは、機能を停止していた古い衛星「ツェリナ-D」。1982年に軌道投入されたもの。

 ロシア国防省によれば、爆砕によって生じたデブリは、ISSの軌道よりも40kmから60km高いところを通り過ぎたそうである。

 「ツェリナ-D」は「電波調査衛星」だったと説明されている。

 ※それはエリント/シギント衛星だったのかもしれない。それをもし「X-37」のようなヴィークルによって接近調査されると、技術レベルや軍の関心範囲がバレてしまう。あるいはもっとまずい何かも搭載されていたかもしれない。それで証拠を消すための爆破処分を焦ったのかもしれない。

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 AFPの2021-11-12記事「Two Russian paratroopers die in Belarus drills jump」。
   ベラルーシ領内で露軍がパラシュート降下をしたのだが、強風のため傘体がよじれ、2人が墜死した。即死ではなかったが、けっきょく助からなかった。

 ※四角いやつだったようだ。パラグライダーのようにコントロールできるメリットがある代わりに、突風に弱い。

 この訓練は「抜き打ち動員演習」で、隊員には事前に準備時間を与えないやり方であった。
 ベラルーシ軍との合同演習の一環である。
 場所は、「難民兵器」にポーランド国境で挑発騒動をさせている現場のすぐ近くである。

 つまりポーランド国境警察が、投石やレーザー照射を繰り返すクルド人どもに怒って発砲したら、すぐ戦争を始めようという態勢だ。

 ベラルーシ側も降下兵を訓練参加させた。どちらも大隊規模。

 露軍の輸送機は「イリューシン76」で、ロシア国内から飛ばした。ベラルーシはヘリコプターを飛ばした。

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 Mun Dong Hui 記者による2021-11-2記事「Some N. Korean workers welcome blackouts in Chinese factories」。
   吉林省の工場では北鮮人の出稼ぎ労働者が数千人も雇用されているが、停電のおかげで、たっぷりと休憩ができて嬉しいそうである。
 なんと、ふだんは1日16時間以上もみっちりと労働させられているのだ。殺人的である。

 北鮮からのでかせぎ労働者は、米ドル換算で8ドルくらいを、毎月、実家に送金できる。
 ピンハネ率は99%とされるので、ほんらいならどれほど貰う資格があるのか、計算できるだろう。

 石炭不足で停電になれば、まず夜勤をしなくて済む。これが非常にありがたいという。

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 indomilitary の2021-11-17記事「Turkish Netizens Proud, Akinci Drone Becomes The Sukhoi Su-75 Checkmate」。
    ロシアの「ロステック」社の宣伝プロモがやらかした。
 「スホイ75 チェックメイト」が対抗する仮想敵機として、トルコのバイラクタル社製の双発無人機「アキンジー」の映像(アニメ?)を使ってしまったのだ。米国製のF-35ではなくて。

 トルコ人、大喜びである。最高の宣伝だとして。