ハエトリグサの花茎は異常に長い。そうでないと、せっかくの花粉伝送昆虫を、あやまって捕食してしまうから。

 David Choi 記者による2021-11-18記事「US ambassador vacancy in Seoul is ‘legislative malpractice’ in Washington, former envoy says」。
    1月に駐ソウル大使を降板したハリー・ハリス提督が、水曜日に発言。いまだに後任大使が空席であるのは遺憾であると。

 発言場所は、NYCの韓国協会が主催したパネル。

 このパネルには、以前の在韓米軍司令官だったロバート・アダムズ大将とウォルター・シャープ大将、以前の太平洋艦隊司令官スコット・スウィフト提督(いずれも退役)も招かれた。

 ハリス提督は2018-7から大使に起用されていた。トランプ政権人事として。

 2021-1-20にスタートしたバイデン政権は、ハリス大使の後任をノミネートすらしないで放置している。そのためげんざい、元海兵隊でプロ外交官のクリストファー・デルコルソが、公使代弁(シャルジェ・ダフェール)を務めている。

 ハリスは、後任がノミネートされるまで6ヵ月間、ひきつづき大使にとどまりますよ、と米政府に申し出たそうである。

 ハリスいわく。大使を決定するのは連邦上院だが、ホワイトハウスがノミネートすらしないのでは上院にもどうしようもない。
 この状態は遺憾である。早く決める必要がある。

 じつは駐韓大使だけではない。駐比島大使、駐泰大使、駐イタリア大使、駐サウジアラビア大使も、いまだに空席のままだ。
 駐北京大使と駐東京大使は、ほぼ決まった(上院の正式承認待ち)。

 ※キョードー電によると、2022年度の在日米軍の駐留費の負担増額について日米はすでに合意に達し、来月にも正式決定する。駐日大使など存在せずとも日米懸案はテキパキと片付くというところをわが外務省は韓国や米民主党にみせつけている。さすがである。

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 Joseph Trevithick 記者による2021-11-17記事「Top Gun: Maverick’s Massive Support From The U.S. Military Is Laid Out In These Documents」。
  『トップガン』の続編映画を撮影するにさいし、米海軍と映画会社がどんな契約書を作っていたか、その詳細が明らかになって、興味深い。

 ※F-35の機内もとうぜんに撮影することになるので、とうぜんに軍の「お目付け」が「ここは消せ」とラッシュを見て指示することになるわけである。そういった細部の取り決めの「文言」が、これから軍に協力を依頼するかもしれない映画会社にとっては、参考になるだろう。またたとえば軍人のアドバイザーには製作会社から賃金を払うのだということもキッチリと明記されている。

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 Matthew M. Burke 記者による2021-11-18記事「‘Incredible life’: Navy mourns ‘Daddy Mike,’ a Sasebo Naval Base legend」。
   佐世保で米水兵から「ダディ・マイク」と呼ばれていたミノル・ヨネダが11-3に肺炎のため91歳で死去。
 ヨネダは1930にカリフォルニア州サンマルティンの丸木小屋で生まれた。彼の父は米国に不法入国したのだという。母親は写真見合婚で渡米しており合法的に市民権を得ていた。
 ミノルには15人もきょうだいがおり、10歳まで靴を履いたことがなかったという。

 WWII中、よねだ一家は4年間、強制収容所に入れられた。

 1949年にミノルは海軍予備兵に志願し、執拗に運動して現役水兵になった。

 朝鮮戦争とベトナム戦争に参加し、兵曹として1982に除隊したあと、佐世保の基地内レストラン「ハーバー・ヴュー・クラブ」のマネージャーになった。同時に複数の厚生支援活動を兼務。
 それを40年近く、続けた。今の提督たちがまだ少尉だった頃から、知っているのである。

 2019に引退しているのだが、その後も時々、顔を出していた。

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 Evan Bleier 記者による2021-11-18記事「Is Bill Belichick, The Highest Paid Coach in American Sports, Overpaid?」。
   NFLの「ニューイングランド・パトリオッツ」のコーチは69歳のビル・ベリチックである。彼の長年の年俸は、平均すると、なんと、1800万ドル=20億5600まんえん になるということが分かった。

 これはアメフトのみならず、米国のすべてのスポーツ界で、コーチが得ている最高額のはず。

 他のNFLコーチだと、1400万ドル(シアトルおよびニューオリンズ)、1200万ドル(カンザスシティ)が続く。

 NBAのコーチでいちばん高給取りなのは「サンアントニオスパーズ」のグレッグ・ポポヴィッチで1150万ドルである。

 ちなみにMLBのトップコーチは400万ドルしか貰っていない。これはNHLのトップコーチよりも100万ドル少ない。