オーデリック(ODELIC)株式会社製の長管天井シーリング蛍光灯(長さ120センチ、FL40ss/37ワット形)の、さかさカマボコ形カバーの外し方が分かったの巻。

 古いマンションに後から入居すると、新旧さまざまな設備が混在しているため、古い電球の交換などのメンテナンスが必要になったときに、急に頭とカラダの体操を強いられる。

 このカバーの外し方は、カバーの長軸の一方の端面近くに、小さなイラスト付きの短文で表記されている。だが、おそらく、これを読んですんなりと外せた一般人は、いないのではあるまいか。
 それほど、手引き書/案内マニュアルとして「なってない」。

 天井まで手を延ばしての作業は、じきに腕が疲れてくるので、体力の無い人は、トライを続けられずに、途中で諦めてしまうだろう。

 そこで、おせっかいのようだが、四苦八苦してカバー外しと直管交換に成功した小生が、私の表現で手順をしるす。自身の備忘のためにも。

 まず、作業開始前に安心すべきこと。
 このカバーは、パカッと外した瞬間に、落下してしまうことはない。そこは、考えてある設計になっているのである。(キツイのも、その設計のせいなのであろう。)

 したがって、120センチ以上ある長軸の両端を、同時に手で押さえる必要はない。

 長軸の、任意の片いっぼうの端だけに、集中して作業すればよい。それで、カバー外し操作は、安全・迅速に行なえる。

 まず、長い「逆さ蒲鉾」の、その長軸のどちらかいっぽうの軸端を、両手で掴み、その軸線の延長方向へ、軽く引っ張る。すると、カバー全体が、数センチ、スライドしたような気がして、すぐにストップするであろう。

 そのまま、その軸端を、天井へ押し付けるようにする。ここまで、まったく馬鹿力は必要としない。両手は、押さえたままだ。

 ついで、こんどは、軸を中心として、その軸回りに45度、ねじるようにする。
 あたかも、極太なねじまわしの柄を両手で左回しするようにして(あるいは右回しするようにして)、軸端を、大きく捻る。このとき、ねじりまわす回転の向きは、左右のどちらでもよいのである。
 ねじる力は、やや、こめる必要がある。

 このとき、じぶんから遠い側にある長軸の端については、気にしなくてよい。カバーは決して落下したりはしない仕組みなのだ。

 たちまちにして、カバーが長軸まわりにガクッと半回転し、内部の蛍光管が端から端まであらわとなり、交換のためのアクセスが可能となる。カバーから両手を離しても、カバーは落下しない。

 壁のON/OFF点灯スイッチが「切」になっていることを再度確認してから、蛍光管を交換する。

 管には蛍光管の型番がプリントされている。わが天井灯の場合「FL40ss-EX-N/37-B」であった。

 インターネットで調べると、使われている蛍光管がFLで始まる型番であるなら、その照明器具は、「グロースタート形」=「スタータ形」か、さもなくば、「インバータ形」である。

 これら「FL」対応の120センチのLED蛍光管は、歩いて往復できる巨大電機店へ行けば、税込み4000円くらいで売っているはずだ。

 ところがここで悩みが……。スターター形ならば付属のはずの、「グローランプ」らしきものが見当たらない。すくなくとも、簡単に手でアクセスできる場所に、グローランプらしいものはついていない。

 ということはインバーター式なのか? 電気設備系の職歴がないので、なんとも判断ができない。

 もし、隠れた場所にグロランプがついており、それをほったらかしのままLED管に交換してしまうと、通電しても点灯しなかったり、照明器具の故障、さらには天井裏の電気火災につながる懸念もある。
 やはりこれは、37ワットの消費電力はしのんでも、パルックの長寿命蛍光管(税込み1540円)にしておくのが無難であろうと判断した。

 サカサカマボコ形のカバーを再び嵌めるのは、造作も無い。力も細工もまるで無用。ただしその前に、カバーの内側を、拭き清掃しておくべきだろう。数年分のホコリが侵入しているはずだからだ。

 次。
 Joseph Hammond 記者による2021-11-22記事「VIDEO: Ruling The Skies? Astonishment As Russian Fighter Pilots Use Slide Rules In Mach 2 Jets」。
   ツポレフ160爆撃機に乗組んでいるロシア空軍のクルーたちは、航法の計算に、特製の「計算尺」を使っている。その模様が動画で公開されている。

 米軍や米国の工科系大学でも1970年代の前半までは計算尺を使っていたが、急速に電卓に切り替わったものだ。

 だが露軍のジェット機内では今も計算尺が現役なのだ。それがベラルーシ上空をパトロール飛行している。Tu-160の最大速力はマッハ2。計算尺の使い方が悪かったら、どんな不測のトラブルを起こしてくれるのか、予見ができない。

 米空軍の士官学校では、E6Bという、円形のアルミ製の計算尺で航法を計算させる授業がある。ロシア式の直線状の計算尺よりも、進歩したものであるという。

 露軍に詳しい人いわく。計算尺にもメリットがある。たとえば、湿度や気圧が変化すると、それにつれて、燃料消費はどのように変わるのか。素早く簡単に知ることができる。電源は一切不要。遠くで核爆発が起きても、内部の回路が壊れることはない。

 1976年に函館空港に奇襲着陸した「ミグ25」のべレンコ中尉を思い出そう。彼も、日本の防空レーダーとF-4ファントムの機上レーダーをすべて回避するための最善の飛行コースを、1人で計算尺を使って決めていた。たとえばマッハ3を出した場合、燃料消費は箆棒な率になるから、計算もしないでスロットルを動かしていたら、ソ連軍パイロットは長生きできない。

 「ミグ25」は、EMP対策として、意図的に真空管も用いていた。トランジスタ回路よりも、電磁波パルスの悪影響を受けにくいからであった。

 ロシアの軍関係者は、常に核戦争を大前提としているのだ。戦略爆撃機「ブラックジャック」のクルーが計算尺を使うのは、彼らとしてみれば、あまりにもあたりまえのことなのだろう。

 ※地下空間の蛍光灯は、爆圧で割れてしまいやすいという一大欠点がある。核戦争が起きる前に、早く、ぜんぶLED管に交換しておくべきだろう。