Mia Jankowicz 記者による2021-11-27記事「Report casts doubt on claim a North Korean was sentenced to death for smuggling ‘Squid Game’」。
SDチップにコピーして密輸された『スキッドゲーム』のビデオを視聴した北鮮の高校生が銃殺刑を宣告された――とかいう与太話が、米国務省が出資している「ラジオ・フリー・アジア」からニュースとして堂々と放送されてしまったのだが、やはりというか、それは韓国人が捏造した無根拠なルーモアにすぎなかった。
韓国内の『NK News』いわく。時間の常識で考えれば、そもそも『スキッドゲーム』は未だ北鮮内に持ち込めていないばずだと。
要するに「死刑判決」とやらが出されたとされるタイムフレームが非現実的なまでにクイックすぎる。
北鮮では、最速の死刑でも、逮捕→裁判→処刑のプロセスで2ヵ月かかるものなのである。
超高速裁判がなされたと報じつつ、その死刑が執行されたとは「ラジオ・フリー・アジア」は言っていない。ぜんぜんおかしすぎる。
「ラジオ・フリー・アジア」は、ビデオを記録した媒体は、船荷に紛れ込ませて持ち込まれているという。げんざい北鮮は、武漢肺炎を水際で阻止するために、あらゆる載貨の流れを不自由にしていて、ネトフリで放送されたばかりのビデオが即座に北鮮内に持ち込まれるようにはなっていない。
「NK NEWS」いわく。南浦港の場合、積み荷の殺菌消毒と通関で2ヵ月かかっている。『スキッドゲーム』のネトフリ初放送から、まだ2ヵ月も経過していない。
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Philipp Boll 記者による2021-11-27記事「Female Thai boxers conquer tradition」。
タイでは、ムエタイ(=タイ式キックボクシング)の試合は、武漢ウイルスのおかげで20ヵ月、おこなわれていなかったが、このほど、ようやくバンコックの由緒あるスタジアムで、興行試合(賭け試合)が再開されった。
しかも、この伝統ある競技場で、初めて、女子選手の試合が許可された。
ルンピン・スタジアムはタイ陸軍の所有で、これまで女子のムエタイは許可されてこなかった。リングに女が手を触れることもゆるされない、とされてきた。
地方興行では女子のムエタイはとっくにおこなわれてきている。ある21歳のタイ人女子選手いわく。1試合で100ドルは稼いでいたのに、パンデミックのおかげで商売あがったりだったと。
このタイ人女子選手は、スタジアムで、豪州人の27歳の女子選手に勝った。この敗者の写真が添えられている。前額部をカットされてしまい、上半身が血しぶきまみれである。だが本人はこの歴史的な試合をやれたことに深く満足していると語る。
公式には、ムエタイの試合に客が金を賭けることは禁じられている。しかし長い慣行なので、政府がいくら禁じても、闇やオンラインで賭博は行なわれているだろう。
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Donavyn Coffey 記者による2021-9-5記事「Why is alcohol used to preserve things?」。
ワインができる仕組み。イースト菌が葡萄の糖分をアルコールに変える。ところがアルコール濃度が、あるレベルより高くなると、こんどはイースト菌が死んでしまい、ワインが残る。
14%のアルコールは、他の雑菌の成長を何年も阻害する。
ただし今日では、硫黄などの防腐剤が加えられるのだが。
アルコール漬けの魚の標本。
これをつくるときは、まずフォルマリン水溶液を魚の体内に注入して、そのあと、エタノール70%の水溶液の瓶の中に沈める。
これで、標本が生きているときのようなみずみずしさを保ちつつ、雑菌は繁殖しなくなる。
もしエタノールの濃度を95%にしてしまうと、組織の中の水が追い出され、蛋白質が不自然に硬化して脆くなり、形が崩れて、おもしろくないのだという。
さりとて、アルコールに対する水の比率が大きすぎれば、腐敗が進行してしまう。
重要なコツ。アルコール瓶に漬けてから24時間後に、一回、アルコール水溶液を全部入れ替える。その後は、長持ちする。
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Randyn Bartholomew 記者による2021-7-25記事「Why do nuclear bombs form mushroom clouds?」。
なぜ原水爆が炸裂すると、キノコ状の雲ができるのだろうか。
それは、加熱された外縁部の空気よりも、中心部の空気がより熱く、より希薄になるため、上昇速度が、中心付近ほど大きいためなのである。
この温度差と密度差のために、オーブンの中でカップケーキが柱状に立ち上がるような形に、雲が形成される。ガスの流体挙動。
熱せられた球状の空気塊の外縁は早く冷やされ、そのため、全体があぶくのように浮揚するなかにおいて、あぶくの底の方へ下がろうとする。
この結果、大きな円環ができるのだ。
もし月面で核爆発を起こしたらどうなるか。その場合、キノコ雲が立ち上がることはない。
そこには大気が存在しないため、流体現象が伴わないから。
広島や長崎の爆発景況の写真を見ても確かめられるのだが、「きのこの傘」の白雲部分と、「きのこの柄」の茶色いダスト部分は、じつは、くっついてはいない。離隔があるのである。
これは、広島や長崎での核爆発は、火球を地表に接触させない、空中爆発であったから。
もし火球が地面に接したのならば、きのこの傘と柄が接続されたように見えるという。
現在、世界には1万発の核兵器がある。これは1980年代の6万発よりは、減っている。