マリタイムエグゼクティヴの2021-11-25記事「Danish Frigate Kills Four Pirates in First Gulf of Guinea Engagement」。
ギニア湾での対海賊パトロールを始めたばかりのデンマークのフリゲート艦『エスベン・スナレ』が11-24、海賊容疑の4人を射殺し、別な4人を捕縛した。
モーターボートに乗った8人組の怪しい奴を艦載ヘリが発見した。梯子などが見えたので海賊だと判断。
本艦を近寄せて、フロッグマンチームを載せたゴムボートを派出して臨検を試みた。
海賊ボートが停止命令に従わなかったので、警告射撃したところ、向こうからゴムボートに対して発砲してきたので、フロッグマンチームは「自衛」し、交戦となった。
デンマーク兵には負傷者はいない。海賊側は5人が被弾した。
接舷して乗り込んだところ、すでに4人死亡していた。残り4人は投降した。
『エスベルン・スナレ』は10月末に母国を出港。2022-4まで半年ほどギニア湾を遊弋する予定。途中で一度、姉妹艦と邂逅して、一部乗員を交代させる。
この海域には、海賊の他に、違法密漁漁船が横行し、その密漁船に燃料を売る地元民もいる。これも違法である。
加えて、密輸もある。
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2021-11-29記事「World’s First Dual-Fuel LNG Battery Hybrid PCTC Delivered to UECC」。
出入港時には電池のみで無排気で動き、港外ではLNGを燃やして航走する、ハイブリッド動力の自動車運搬船が、公試運転を了えた。
このRo-Ro貨物船の名は『オート・アドヴァンス』号。同型は総計3隻建造される。造船所は中共。上海にある商船設計研究所が参画している。
全長554フィート、幅92フィート。貨物デッキは10段で、最大3600台を積載できる。
自動車運搬船は、港内ではサイドスラスターを多用するが、それは電動式と相性が良い。
入港の前に、内燃機関エンジンで発電してバッテリーを満充電にしておく。
欧州では港内の船舶の排ガス規制がますます厳しくなるので、それに先手を打つ。
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2021-11-29記事「Video: Reefer Boxship Hits Seawall Departing Japanese Port」。
11-28深夜、博多港に入ろうとした冷凍貨物船が防波堤に乗り上げた。
1万600トンの『レディ・ローズマリー』号。船齢13年。
当夜は海面は静かで晴れていた。
乗員22名に怪我はない。
積荷はバナナで、神戸へ向かう予定であった。
同じ運航会社「どうん・きせん」のばら積み貨物船『クリムゾン・ポラリス』号が8月に荒天下、走錨して、八戸港の外縁に座礁。船体がまっぷたつになり、木材チップを海にぶちまけている。