戸井と大間の間の往復に限定した電動小型航空機の特区があってもいいはずだ。

 昔とは「モーダルシフト」の意味合いが変わってきつつある。
 原発の電力に何の不安もないフランスで、国内民間航空路線を強制整理し、「寝台列車」の復活で代替させるようになった。この提案は政府からではなく、一般利用者からなされたのである。

 日本国内でいまさら寝台列車を増発させ難い区間が青函トンネルだ。新幹線と貨物列車が通るためキャパのボトルネックになっている。

 夜間の青函連絡船はあるが、とにかくスピードが遅すぎる。乗降にも時間がかかりすぎる。

 だから、戸井と大間の20kmを軽便飛行機で渡せる手段には、大きな潜在需要がある。
 戸井には平地は乏しいものの、ゼロじゃない。軽便機用なら、どうにでもなる。

 次。
 Lora Kolodny 記者による2021-12-1記事「Apple loses key autos engineer to electric aviation startup Archer」。
    マイケル・シュウェクシュは、アップル社の自動運転車を開発する技術部長だったが、そこを辞して、電動空中タクシーを開発するスタートアップ企業の「アーチャー」社の技術先任副社長に就任したそうだ。水曜日に本人がリンクトインに書き込んだ。

 アップルの自動車部門からは9月、副社長だったダグ・フィールドも逃げ出している。彼はフォード社に移った。

 シュウェクシュは元テスラの技術副社長で、100以上のパテントを自身で持っている、電動車デザインの奇才である。ポルシェやBMWのためにも、電気駆動系を設計してやっていた。

 「アーチャー」は垂直離着陸のできる電動飛行機の実用化を目指している。ライバル企業としては「リリウム」と「ジョビー・エィエーション」がある。
 渋滞の多い陸上交通を、電動の短距離飛行機に切り替えることで、大気汚染がなくなると、株主に対して訴求する点が共通。この訴求が、米国では、トップ・エンジニアを惹きつける。

 単座の試作はできており、げんざい、4人乗り機の開発が進んでいるという。

 「アーチャー」社にはすでに、ユナイテド・エアラインズ社が、出資しているだけでなく、将来、その完成品を10億ドルくらい買うかもしれないと、アーチャー社によってアナウンスされている。

 世界の民間航空会社は、2019年には、7億8500万トンの二酸化炭素を排出した。

 次。
 Chris Buckley and Raymond Zhong 記者による2021-12-2記事「A game designer in Beijing bought toy guns. China imprisoned him」。
    北京でスマホのソフトを開発しているS氏(47歳、台湾系米国籍人)。2016年にシューティングゲームのデザインの参考にすべく、アリババ系の通販で、レプリカと謳ってある玩具銃を複数、格安で調達した。
 ところがある夜、警察が彼のアパートを急襲して、彼は逮捕される。火器を購入した容疑で。

 誤認逮捕としてすぐ解放されるだろうと思っていたら、甘かった。S氏は拘置所と刑務所で3年を過ごさねばならなかった。

 拘置所には20人以上の、通販でレプリカ銃を購入した容疑者が、他にも居たという。

 S氏は昨年、釈放されて、米国にいる。

 中共らしく支離滅裂なのは、タオバオなどにこうした玩具銃を出品して宣伝して売りまくっている業者側は、逮捕されていない。
 それを出店させているプラットフォームも同様である。

 どうやら、圧搾ガスやバネの力でBB弾が飛び出すモデルを庶民が購入すると、特に危険な運命が待っているようである。

 中共の1996の銃器規制法によると、銃器とは、発射物によって人を殺せるか、人を気絶させる力のある武器である。
 しかし2010に公安部が法の運用を強化し、新聞紙に穴が開く威力があるなら、実銃並として取り締まるようになったという。

 次。
 Kim Janssen 記者による2018-2-20記事「Who was Jeff Bezos’ tenuous personal tie to Chicago? The unicycle-riding circus performer who was his biological father」。
    2013年にジェフ・ベゾスの伝記を書いているブラッド・ストーンによると、ジェフの実の父親テッド・ヨルゲンセンはシカゴで生まれ育った。
 ジョルゲンセンはその後、西部(ニューメキシコ)へ引越し、そこでジェフの実の母ジャクリンと婚姻。
 ジェフが生まれたときジャクリンは19歳だった。
 酒飲みの実父はジェフが3歳のときに、去っていった。

 ストーンの調べによれば、ヨルゲンセンは子どもの頃、シカゴのサーカスで一輪車のパフォーマーをしていたという。そして離婚後はフェニックス市で自転車ショップを所有していた。
 しかも彼は、ジャクリンの後添いで、息子ジェフの養父となった人物の姓を忘れていた。
 だから、伝記作家から、あんたがアマゾンCEOの実の父親なんだよと知らされたときは混乱していたという。離婚したのが50年以上も前の話だったからだ。この実父は2015に死んでいる。

 ベゾスが1999に『ワイヤード』に語ったところだと、彼はじぶんが養父の実子ではないということを10歳のときに知ったという。

 いま、全米の各市が、アマゾンの第二本社機能(それだけで5万人の雇用)を誘致しようと鎬を削っているが、ベゾス氏に過去の気まずい想い出を意識させるような地域は、立候補してもたぶん見込みが薄いだろう。※この古い記事は『シカゴ・トリビューン』。

 次。
 ストラテジーペイジの2021-12-2記事。
    英国のロイヤルマリンズは今、新編制と新戦術をテストしているところである。
 具体化しているのはVSCである。ヴァンガード・ストライク中隊。

 150人規模。ロイヤルマリンズの他、陸軍のコマンドー、海軍の水陸両用舟艇が加わっている。なお、SBSはロイヤルマリンズの一部である(米シールズに相当する)。

 実戦部隊としてはバーレーンとノルウェーに置いている。ノルウェーのはもちろん対露用である。
 人員は半年ごとに入れ替える。

 従来、英軍特殊部隊には専用の戦闘服はなかったのだが、VSCは、専用の戦闘服を着用。

 VSCは、4人が最小単位となり、その4人だけでも、広範な任務をこなすことができる。
 英コマンドーは、それまで、8人を最小の作戦単位としていた。
 それを4人まで縮小できることを先行実証したのは、SASであった。
 このSASの経験から、VSCも最小4人でいいということになったのだ。

 米海兵隊との合同訓練で圧勝したと英紙が報道したのは、このVSCだったと考えられる。