バラ積み貨物船は船倉の底がV字になっていて、いちばん低いところに1本のベルトコンヴェイヤーが通っている。類似の仕組みでコンテナ船もできるのではないか?

 ドイチェ・ヴェレの記事「Vladimir Putin says he drove a taxi after fall of Soviet Union」。
    日曜日にノヴォスチ通信が報じたところによると、ソ連崩壊直後しばらく、プーチンは、生活のために白タクの運転手をしていたそうだ。
 「あんなことは二度とさせん!」というのが、今の彼の怨念なのである。

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 ドイチェ・ヴェレの記事「Afghanistan opium trade booms since Taliban takeover」。
    アフガニスタンのアヘン用の芥子栽培は、毎年、7月に収穫が終わる。
 2021年は6800トンもの芥子が同国内で生産された。

 国連の麻薬犯罪局によれば、これは2020年より8%増加している。

 また国連によれば、アフガンは世界の芥子のうち85%を栽培している。全世界の阿片原料の8割が、アフガニスタンから供給されている。

 さらに推計では、2021年にアフガニスタンは、18億ドルから27億ドルの価値を、芥子畑からつくりだした。これはアフガンのGDPの十分の一に相当する。

 2021-8に政権奪取したタリバンは、阿片産業を禁じていない。同年8月から9月にかけて、アヘン価格は最高値を更新した。需要は堅調であり、買取価格も好いとなれば、ますます栽培のインセンティヴが強化されて当然である。

 元政府軍将校も匿名で解説する。都市部の失業者たちはいまや農村に戻って芥子栽培やアヘン産業に食い扶持を求めていると。

 旧カブール政府が続いていたとき、タリバンは、旧政府の取り締まり力のおよばない僻地で、芥子栽培農家を保護し、もちつもたれつの地方権力関係を培養していた。今でもタリバンは、芥子栽培を全国的に禁止しようと思えばそれを実行はできようが、敢えてしないのである。カネがすべてなのだから。

 タリバンが最初に台頭した1996年から2001年まで、タリバンは芥子生産に反対の立場であった。おかげで2001年には、アフガン国内でのアヘン生産量は185トンにまで減少している。
 しかし米軍がアフガニスタンに2001年に侵攻して権力の座から逐われてしまったタリバンは、ゲリラのシノギとして阿片を黙認するようになり、それが非常に儲かる産業スタイルであることを学んでしまった。

 今日、米政府の見るところ、タリバン政権は、政府歳入の60%を、ドラッグ・ビジネスの上がりから得ている。

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 ロイターの2021-12-13記事「Australia’s Aurizon teams up with Anglo American for hydrogen-powered freight rail」。
   オーストラリアの貨物鉄道会社「オーリゾン」は、英国の鉱山企業の「アングロアメリカン」と共同して、水素燃料電池とバッテリーのハイブリッドで走る貨物(バルクカーゴ)列車を開発するという。
 それによってディーゼル機関車を廃止してしまうつもり。

 そして2040年までに鉱業のカーボンニュートラルを実現し、2050にはゼロエミッションを達成したいという。
 ※奇妙なスタンスだ。カーボンゼロの列車でこの会社が掘り出す鉱物は、石炭なのである。