円安構造を変えられないなら、日本の酪農畜産業をぜんぶ豪州・NZに移して、元値の安い製品を関税ゼロで無制限に輸入することで、日本の庶民の生活を楽にしてやろうと考えるのが、あるべき「ご政道」ならずや?

 Brett Tingley 記者による2022-1-6記事「Here’s The Story Behind That Viral Video Of Napoleonic Armor Smashed Through By A Cannonball」。
 1月3日にツイッターに投稿されたビデオ。1815のワーテルローの戦場から回収された、グレープフルーツ大の砲丸による大穴が胸から背中まで貫通している、真鍮と鉄でできた「胸甲」。パリの陸軍博物館にある展示品を外周360度から撮影したもの。

 ウォータールーのことばかり調べている英国人教授のトニー・ポラードいわく。これを着装していた人物は23歳のフランソワ・アントワーヌ・フーヴォで、第二重騎兵連隊の第4中隊に所属。

 胸甲は白いチュニックの上に真鍮と軟鉄を貼ってある。胸甲騎兵の乗馬ズボンは白色であるが革製。そこに膝まである乗馬ブーツ。

 武装はカラビニエル(カービン銃)とピストルとサーベル。

 ポラード博士は、このフーヴォ君は徴兵されて7日しか経ていないことまで調べ上げ、おそらく何の訓練も積んでいなかったであろうと推定した。
 出自は酪農農家である。

 1815-6-18の戦場にナポレオンは7万2000人を集中し、そのうち仏兵3万人以上が死傷しただろうと考えられている。これがナポレオンの最後の戦いであった。連合軍側の死傷者は2万人以上。

 貫通した砲丸の重さは9ポンドだったであろう。径4インチ。
 地面をバウンドすることなく直撃した1丸だと見られる。
 稜線を超えてさらに敵歩兵に肉薄する途中で、当たった。

 ※胸甲を着けない騎兵は軽騎兵という。火器が普及する前は重騎兵は「騎兵槍」を主武装にしていたので、まちがってもそれがぶっ刺さらないように胸甲をよろっていることには意義があっただろう。つまり石突でじぶんを殺してしまう事故防止の安全装具の意味があったと思う。しかし火器が普及して、こっちが槍を使わなくなり、戦場で敵の「矢」はむろんのことクロスボウの「ボルト」すらも飛んで来ないようになると、胸甲の余計な重量は馬と人を疲れさせるだけになった。「騎兵槍」は第二次大戦まで装備として残っている。旧日本陸軍の騎兵科にもいちおうそれはあった。おそらく実戦で騎兵槍の突撃を最後に敢行したのがポーランド軍。ネアンデルタール人は現世人よりも体格と体力のすべてにおいて勝っていたが、脳が弱かったので現世人に駆逐され絶滅した。「こんなことをしていたら敵にやられる」と全然わからないのが、ネアンデルタール人の脳であったらしい。その遺伝子をうけついでいる者が、現世人の集団にも時として現れる。

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 Garrett Reim 記者による2022-1-4記事「Raytheon, US Navy talk EA-18G’s AESA radar providing jamming boost」。
   F-35のAESAレーダーは、地対空ミサイルに対するジャマーとしても使える。
 おなじことを、AESA搭載のF-18もできる。スパホではない旧式のホーネットにも、AESAレーダーは後付け搭載可能である。

 AESAレーダーは、パッシヴモードでも使える。それにすると、敵レーダーの探知機にもなってしまうのである。

 アクティヴレーダーを弾頭に搭載している敵の対艦ミサイルを、戦闘機搭載のAESAレーダーで目くらまししてやることもできる。

 ただし戦闘機の機首に装置されたAESAは、後方を見張ってくれない。
  ※複座のステルス哨戒機のケツに後方用AESAを装置すれば問題は解決。ホークアイもいらなくなるよね。

 グラウラーの電子戦ポッドは、その電力を自前のラムエア風車発電機から得ている。これは母機のF-18の前進速力に対するブレーキになってしまう。

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 Peter Jennings 記者による2022-1-6記事「Deeper Australia?Japan Defence Ties Send Strong Message to China」。
   日豪連合軍はこれから頻繁に合同演習するようになるだろう。
 空自のF-35は豪州の空域で訓練するだろう。
 豪州海軍の水上艦艇と潜水艦は、日本の軍港から作戦するようになるだろう。

 2019~2020において、豪州から日本に対する最大価額の輸出品が、LNGであった。金額にして190億ドル強。
 対日石炭輸出は、143億ドルである。
 そして将来有望なのが、豪州から日本への「水素」の輸出だろう。

 ※豪州が米国指導者層に与えている「危うさ」のイメージがある。それは、近世のオランダと似た危うさだ。地方政庁の権力が強くて、にもかかわらず地方政治ボスたちには世界政治がちっともわかっておらず、そのけっか、地方政庁が勝手に外国(中共)に重要港を99年間租借させたりしてしまうのである。ワクチン拒否男ジョコビッチの入国特例問題でもこの問題構造が再確認された。新型潜水艦が大揉めになるのもこの構造から来る。あくまで国内組み立てでなくては地方政庁がうんと言わない。そんな技倆のある造船所など存在しないのに……。だから完成品を買うことができず、いつまでたっても豪州海軍の潜水艦隊は世代更新されない。これではネアンデルタール人の運命が待つのみなので、見るに見かねて英米両指導部が容喙していると思う。

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 Caitlin Doornbos 記者による2022-1-6記事「Navy ousts first sailors for refusing coronavirus vaccine」。
   ※ドルンボスまたはドルンボーという姓があるのか……。いや、なんでもないです。

 米海軍内でワクチン接種を拒否する水兵に対する追放措置がいよいよ始まったと水曜日に公報された。
 これは新入隊員の教育課程にある者たちであるようだ。

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 Leo Li 記者による2022-1-6記事「Battle Tested!: Gettysburg Leadership Lessons for 21st Century Leaders」。
    新刊の紹介。この本は、ゲティスバーグの戦いをめぐる指揮官たちの教訓を21世紀の今に活かそうという主旨である。
 ジェフ・マコースランドとトム・ヴォスラーの共著。ふたりとも米陸軍を佐官で除隊している。特にヴォスラーはゲティスバーグ古戦場の案内人として喰っていて、南北戦争についての著作も複数ある専門プロ。

 ※北軍のミード総司令官の苦衷が掘り下げられているようだ。米軍の陸大の指揮課程の教材としては好適であろう。そして南北戦争といえば、小川寛大氏が主催する「全日本南北戦争フォーラム」の『会報 Vol.14』(2121冬季号)が出たぞ。これもゲディスバーグ特集だ。ちなみにこの会報は冊子であるため、新コロの影響を受けてしまい、2020夏号と冬号、2021夏号は休刊になっている。こういうケースを見るにつけ、これからは note や BOOTH のようなプラットフォームを活用したデジタル個人商売の時代になるのではないかと強く予感する。誰か、和弓の「終速」実測&貫徹実験をしようという人はいないか? それを BOOTH で出版しようじゃないですか。日本愕述会議のイヤガラセのおかげでこういう実験を大学ではやれないというのなら、在野のわれわれでやってやろうじゃないか!


兵頭二十八  note
https://note.com/187326mg/