内容はいやらしくありません!
その表紙を貼り付けておこうと思ったが、できねえ! 貼り付けに失敗した。前はできたんだが、年をとるとそんなの覚えてねえ。
しょうがないのでこの表紙は「ノート」の方に貼っておきます。あっちは何も考えずに貼れるから。
今回は新記録をつくった。原稿を書き上げてから1週間にして「発売」できそうです。
このくらいの機動出版でないと、書いた内容がどんどん古くなってしまうのが、従来、こまりものでした。とくに最新の軍事情勢解説本となりますとね。
紙の出版物には、脱稿から店頭発売まで半年くらい間があっても内容がけっして古くならないような、そんなテーマを選ぶ必要が、これからはあるだろうと考えます。たとえば『武器が語る日本史』のようなものだったなら、そんなに急いで刊行して貰わずとも、著者としてはOKなわけですよ。
それで、どうも北鮮は北京五輪のさなか、世界のマスコミが極東に集結したところで大気圏内核実験でもやらかすんじゃないかという気がする。だったら2月になる前に、こういう本を出しておこうと思いました。
ボリュームとしては、普通の単行本の「1章」分くらいです。
ワンテーマに絞れば、これでじゅうぶん。書き始める前に1冊分の「章建て」を考えなくていいのも新鮮。単価も安くできますし……。
こういう新しいこころみを、どんどんやって行きますので、ご注目ください。
次。
Jen Judson and Joe Gould 記者による2022-1-22記事「THAAD, in first operational use, destroys midrange ballistic missile in Houthi attack」。
今週の月曜日、THAADが火を吹いていた。そして実戦での初迎撃に成功していた。
ユーザーはUAE。飛来したのはフーシの弾道弾(イラン製)である。アブダビ上空。
THAADは、アルダーフラ航空基地の近くにある石油施設を防空するように展開されていた。
げんざいUAE軍は対イエメンの干渉戦争に直接兵力を送らないようにしているが、そのかわりにフーシの対抗武装集団を支援しているので、フーシ=イランからは、サウジとともに大いに憎まれていることに変わりはない。
今回の迎撃について詳細の発表は無い。フーシの攻撃は、弾道弾、巡航ミサイル、自爆ドローンをミックスしたものである。
※もし弾道弾ではなく巡航ミサイルか自爆ドローンを落としたのだと後から確認されたりしたら、まったく費用対効果が悪いことになり、メーカーのロックマートとしては逆宣伝になりかねない。近くでは第三国の機関も電波情報をとっているだろうから、ますます詳しい発表は難しくなる。
兵頭二十八 note デジタル出版活動は前進する!