海底電線はマイクロ・スマート爆雷によって遠隔的に破壊できる。

 ある種の蟹は、海底電線が発生させている磁場によって性的陶酔状態に陥ってしまい、このため生態系が攪乱されてしまうという警告が、昨年なされている。

 平時から海底電信線が出す磁場を調べておけば、海底近くを浮遊して、特定の電線を探し当てて密着し、そののち、タイマーによって自爆する「スマート爆雷」を、開戦予定日の数日前から撒いておくことが可能だろう。

 電線の破壊が起きる時点では、当該附近海面には、撒いた船は存在しないので、犯人探しが難しくなる。

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 Immanuel Johnson 記者による2022-1-24記事「Marines to halt separations and reprimands for razor bumps」。
   かみそり負け=ひげそり後の皮膚炎 を海兵隊の新隊員が訴えた場合、従来、部隊長がその隊員の髭剃りを特例免除するまでの手続きとして、隊員のキャリアに悪い記録となって残る手続きが必要であったが、1月31日以降、その手続きが簡略化され、これによって有為の隊員が懲戒されて放り出されることはなくなると期待される。

 略してPFB、正式には「須毛部仮性毛包炎」という診断。※ネットで調べると、主にちぢれ毛の黒人がこれを訴える。シェイヴの直後、自分の髯が自分の皮膚に突き刺さることで、ニキビのような盛り上がりが頬にできてしまう。

 これまで、PFBと医師から診断された隊員は、「ひげそり例外許認証」を持ち歩けば、髯を剃らないことがゆるされる仕組みはあったが、それが許認されるまでの過程で公式の「審問」を経ねばならず、その記録は隊員本人にとって将来の出世を不利にするものだった。つまり、基本的には許さないという組織の態度なのであったが、来月から、それが改まる。
 人材確保を優先するわけだ。

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 Monica Prelle 記者による2022-1-17記事「The Wine World Is About to Get a Big Shake-Up」。

  1976年に国際的な高評価が確定した、加州のナパバレーのワイン用葡萄畑の経営者は、ここのところの猛暑、早霜、局地集中豪雨、旱魃、そして山火事に悩まされている。

 ある試算によれば、地球が今より2度、温暖化すると、世界のワイン用ブドウの56%が枯れてしまう。

 イタリア、スペイン、オーストリーでは、もう未来はないと、葡萄畑オーナーたちは感づいている。彼らの打撃がおそらくいちばん大きい。というのも、これ以上暑さに強いブドウの品種というものは、無いので、彼らはワイン産業から転業するか、どこか北国にあらたにブドウ畑用地を求めるか、するしかない。

 しかしドイツ、ニュージーランドや北米太平洋側のワシントン州あたりでは、現行の寒冷地向き品種を暖地用品種に切り替えることで、ワイン畑をまだまだ維持できる。

 さらに、従来はワイン用ブドウに向いていなかった寒い土地が、あらたにブドウ畑の適地になる。※北海道でその現象が起きている。

 ブドウの成長季に気温が高いとブドウはどうなるか。ブドウが過早に成熟し、酸味は減り、糖分が増える。これは、ワインの味を退屈にしてしまう。ダイナミックなパンチ力をなくするのだ。

 山火事も栽培農家にとっては心配のタネだ。ただよってくる煙の臭いが、ブドウの皮を透過し、実まで染み付いてしまうのだ。晩成のブドウほど、このリスクに長くさらされる。

 あたらしい北の土地に、新規にブドウ畑を開いても、ワイン用に使える収穫が得られるようになるのは、5年後からである。

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 ストラテジーペイジの2022-1-24記事。
   例の北鮮の石油ちょろまかし大佐の続報。
 こやつが燃料補給を担当していた部隊は、1個機甲軍と2個機械化歩兵軍。この3つの部隊には、北鮮の全AFVの2割が所在するという。

 過去数年、北鮮では、第一線級の機甲部隊と機械化歩兵部隊だけが、練度維持に必要な最低限の燃料を受領することができていた。

 件の3個軍の中には、合計5個の機甲旅団と、合計10個の機械化歩兵旅団が属している。また、多数の支援部隊も。

 棚卸表の上では、北鮮軍ぜんたいで戦車×4000両と、戦車以外のAFV×2000両を擁している。

 この大佐は平壌勤務。平壌には北鮮の人口およびGDPの2割が集中している。
 まだ処刑されていない模様。闇市場について調べることがあるのだろう。

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 The Maritime Executive の2022-1-23記事「U.S. Navy Interdicts Known Smuggling Vessel With 40T of Fertilizer」。
   1月15日に米第五艦隊の駆逐艦『コール』他1隻は、ソマリア沖(オマーン湾)であやしい漁船(ダウ船)を臨検し、イランからフーシへ密かに供給するつもりと疑われる不法な武器と、40トンの尿素を押収した。

 尿素は肥料原料にもなる。たとえば硝安肥料に油を混ぜると爆薬になる。フーシは爆薬製造もしているのである。

 このダウと乗員は、イエメン政府(サウジとUAEが後援している)のコーストガードに引き渡された。

 このダウ船は実は札付き。2021-2にもソマリア沖で、米駆逐艦『ウィンストン・S・チャーチル』の臨検を受け、そのさいには、数千梃のAK-47、軽機、重狙撃ライフル、RPGが押収されている。

 オマーン湾では同じ1月15日に英海軍のフリゲートが、1トン以上の麻薬を積載していたダウ船を捕獲している。
 その内容がすごい。ヘロイン66kg、メタンフェタミン87kg、ハシシュとマリファナ291kgで、これらが米国のストリートで売られたとすると2600万ドルになる量だ。