《note》の最新Upは、石炭問題大特集 と 原発・ダム特集。

 https://note.com/187326mg/  を ごらんください。

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 APの2022-2-10記事「Denmark may allow US troops on its soil, pact in the works」。
   デンマーク領内に米軍部隊やその装備を自由に置けるようにする協議が、二国間で進行中。

 おそらく、ノルウェーが2021-5に米国に与えたのと同様の「自由出入り権」を与えることで合意するのではないか。もちろんホスト国の法律は尊重されるのである。また、核兵器と、ノルウェーが禁止条約を批准している対人地雷ならびにクラスター爆弾の持込みは、米国が勝手にすることはできない。

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 Ameya Paleja 記者による2022-2-8記事「The SkyRanger 30 HEL: Novel laser weapon with a 30mm revolving gun」。
   ラインメタル社が、装輪車載の複合防空火器「スカイレンジャー 30 HEL」をお披露目。
 短射程対空ミサイル、単装30ミリ高射機関砲、それに対空レーザー銃が標準で装備されている。

 特に小型UAV対策を考えた。VT信管に頼るのではなく、30ミリ機関砲弾の空中炸裂秒時を精密に刻む(砲側において測合して射ち出す)ことにより、従来のSAMや、直撃式の機関砲弾によっては撃墜至難であった小型サイズの標的を、空から叩き落とせる。

 HELは、ハイ・エナジー・レーザーの略である。とりあえずは20キロワット型を搭載。いずれは100キロワットに強化する。

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 ストラテジーペイジの2022-2-10記事。 February 10, 2022:
   実弾実艦撃沈試験(演習)である、米海軍の「SINKEX」。
 最新版では、2020-7に造船所で火災になってしまった大型揚陸艦(2021-4に除籍)を、標的にしたようだ。

 毎年、SINKEXでは、2隻の実艦を、加州沖かハワイ沖で、撃沈している。
 このデータはとうぜん部外秘。こうした実験をしておらず、データの蓄積の無い中共海軍に対する、米海軍の圧倒的な強みになっている。

 火事といえば、ロサンゼルス級SSNの『マイアミ』が2012-5-23にメイン州ポーツマスの海軍工廠内でアップグレード工事中に放火されて4億ドルの損傷を蒙った事件。
 この火付けをやらかしたのは工廠の工員で、6-16にもまた放火したがそっちはすぐ消し止められている。
 この男は6-21から6-23にかけて自発的に精神病院に通っていた。

 海軍工廠が、なぜそのような男を原潜内へ入れていたのか?
 ひとつには、造船所の世界ではユニオンが強い。
 もうひとつには、連邦の規則が逐年強化されているために、上司が連邦職員に対して「以前に精神病を疑われたことがあるか?」などと質問することがゆるされなくなっている事情がある。

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 古い記事。2019-5-16の「Nord Stream 2: Climate activists get into gas pipeline in Germany」。

   現状、EUは、消費する天然ガスの40%をロシアから買っている。これはノルウェーからのガス供給を上回る。
 ノルドストリーム2が将来稼動すると、EU向けのロシア産ガスはさらに毎年550億立方mも増える。

 ノルドストリーム2へのドイツからの巨額投資を決めたのは、シュレーダー首相時代であった。

 ドイツ企業だけでなく、アングロダッチシェルなど、英墺仏の大手エネルギー企業も、このノルドストリーム2への投資には一枚噛んでいる。

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 The Maritime Executive の2022-2-9記事「Environmentalists Protest Calling for End to Deep Sea Mining」。
   グリーンピースは、こんどは、深海の鉱物採掘事業全般に反対を唱えるようだ。


★《続・読書余論》 原発とダム 関係摘録集

★《続・読書余論》 石炭技術史の大特集