最新の《note》は「台湾」特集と「日清戦争」小特集です。

 そろそろわが軍も準備をしないとね。
 https://note.com/187326mg/  をご覧ください。

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 indomilitary の2022-2-27記事「Ukraine Releases Video of First Bayraktar TB2 Drone Attack After Russian Invasion」。
   侵攻開始から3日目の2-27、ようやくバイラクタルTB2の攻撃動画が、ウクライナ軍によってSNSにUpされた。

 ウクライナ陸軍の参謀総長のフェイスブックページに最初に投稿されている。
 このUAVによる攻撃は、ウクライナ南方の「Kherson」地区の「Chornobayivka」市でなされたようだ。
 そこには国際空港がある。

 土曜日、ウクライナの在トルコ大使館が、「Kherson」市でTB2によるドローン攻撃を実施したと語っていた。

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 indomilitary の2022-2-27記事「Panzerfaust 3 ? German and Dutch anti-tank rockets to help Ukraine」。
  オランダは、「パンツァーファウスト3」の発射機×50と弾薬400発などをウクライナへ搬送する。
 ドイツは、オランダの分とは別にPz3を、発射機×400、タマ1000発、ウクライナに送る。
 英国はNLAW対戦車ミサイルを数千発、ウクライナへ送る。

 Pz3 は内径60ミリの発射筒に外径100ミリの弾頭を前装し、無反動で発射。発射筒の重さは2.3kgである。
 弾頭は三種類。ホローチャージ型は12.9kg、タンデム成形炸薬型は13.3kg、バンカーバスター型は13.3kg。

 弾頭部の飛翔速度は115~220m/秒である。

 飛翔はロケットによって水平に継続する。モーターは距離920mまで燃え、そこで自爆。だいたい戦車に狙って当たるのは400m以内だ。

 ※スウェーデンは5000発の対戦車弾薬(カールグスタフ用?)をウクライナに送る。これは1939にフィンランドを援助していらいの対外軍事援助になるという。デンマークは野外手術車を送るという。またウクライナ政府は公式に、外国人義勇兵を募集し始めた。

 ※日本は、自衛援助専用の対戦車火器をストックしておかないとダメだ。LAWのような、パッケージ内に照準器も完結していて、パッケージが長期保存と荒っぽい輸送に耐える、完全使い捨て仕様になっているものが、適当である。これは援助専用品とするのがよい。それなら性能を割り切れるから。なまじ自衛隊も使うものにすると、すぐに性能を欲張る者があらわれ、企画を破綻させてしまう。

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Tanya Basuarchive 記者による2022-2-25記事「Ukraine is turning to online crypto crowdfunding to fund its fight against Russia」。
    ウクライナの国防費は600億ドルで、これはロシアのたった十分の一でしかない。いままで、国防努力が足らなすぎたのだ。

 ウクライナのNPO「カムバックアライブ(生きて帰って来て)」が、武器を買うための「ゴーファンドミー」というクラウドファンディングのプラットフォームを通じて、クリプトカレンシーの義捐金を募っている。
 ひとりの匿名寄付者がこれに300万ドルを寄付したようだが、それを含めてもまだ400万ドルしか集まっていない。

 「カムバックアライブ」は2014のドンバス内戦開始と同時に立ち上げられた。当初の目的は、ウクライナ兵に防弾ヴェストを着せてやることだった。

 寄付者は米英の「チェース銀行」窓口を通じて、ここに寄付できる。

 「ゴーファンドミー」とは別な国際クラウドファンディングプラットフォームの「Patreon」は、この「カムバックアライブ」の利用を2月25日に排除した。というのは、武器購入を名とした資金集めはプラットフォームのポリシーに反するというので。

 だがこれはおかしな話だ。なぜなら今まで何年も、排除されていなかったのである。

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 AFPの2022-2-26記事「Russia bans ‘invasion’ and ‘assault’ in media」。
   ロシア情報統制局は、国内の独立系メディアに対し、ロシアが「侵略」しただとか「攻撃」しただとかいう表現を取り除け、さもなくば放映・出版をブロックし、罰金刑に処す、と命じた。土曜日に。

 プーチンは、ウクライナの政治指導部を「麻薬中毒患者の集まりであり、ネオナチだ」と金曜日に罵った。
 これは『ノバヤ・ガゼッタ』が報じた。このメディアも独立系である。

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 The Maritime Executive の2022-2-25記事「Merchant Ships Attacked and on Fire off Ukraine」。
    モルドヴァ船籍の2091トンのケミカルタンカー『ミレニアル・スピリット』が被弾炎上。同船はオデッサ沖に停泊していて、積荷は600トンの燃料油である。

 2発のミサイルが命中したという。1発は上構に命中。2発目は火災を惹き起した。
 救命艇も破壊されたため、乗員はライフジャケットだけで海に飛び込んだ。

 ウクライナの救難艇が乗員10名を救出した。乗員はロシア人であった。2名は重症のため入院。

 これより前、ウクライナ軍参謀本部は、別な商船が被弾炎上したとSNSに投稿した。写真を見ると、それはパナマ船籍、8万5000トンのバラ積み貨物船『ナムラ・クイーン』と分かる。「Yuzhny」港の近くに碇泊していた。ミサイルは上構に命中した。

 その1日前には、カーギル社が、6万1000トンのばら積み貨物船『ヤサ・ジュビター』が黒海を航行中に爆弾で損傷したと認めた。この船はトルコ所有で、カーギルへ貸されていた。AISデータによると、ウクライナの「Dneprobugsky」を出てロシアのノヴォロシスクに向う途中だった。

 黒海での海上保険料は急騰している。


★《続・読書余論》 「台湾」特集

★《続・読書余論》 日清戦争 小特集