旧日本陸軍はS15にこっちの方から対ソ戦を始める気でした。営々とそのための準備をしていた。
その総決算が、士官学校テキストの『應用戰術ノ参考』です。各国戦車の要目の表は空白になっていて、授業で別にメモを取らせたと思しい。
それはいいのですが、軍用制式トラックや動員予定の民間トラックの燃費データがどこにもない。
こんなレベルで対ソ戦というのは、チト無理があったでしょう。
張鼓峰は、むしろソ連の方から関東軍の実力を探ろうとした「威力偵察」だった可能性があります。
ノモンハン以後は、もう『應用戰術ノ参考』の価値は大いに揺らいだことでしょう。
関特演が対ソ戦に移行できなかったのも、トラック用の燃料がまったく足りないと、陸軍省で分かっていたからでした。
まあとにかくおもしろいのでご紹介した次第です。
《note》 https://note.com/187326mg/ を ご覧ください。
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Amber Wang 記者による2022-3-2記事「Ukraine invasion: Russian forces face tough resistance and logistical issues, experts say」。
これまでロシアは380発の地対地弾道ミサイル/巡航ミサイルを、ウクライナに向け発射した。
これまでロシアは20箇所強の、ウクライナ軍防空陣地を破壊した。
キエフに続く道路上に、行軍長径60kmにおよぶ露軍車列の大渋滞。
※冬だから停まっているだけでも燃料は少しずつ減るし、メシは三度々々必要。こまりましたね。
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Tyler Durden 記者による2022-3-2記事「These Are Russia’s Most Important Export Partners」。
世銀のデータによると、ロシア最大の貿易相手は、中共である。ロシアの輸出の13.4%がシナ向けなのだ。
第二位は? オランダである。そこにロッテルダム港が所在するために、そこで短期間でも船の積荷が卸されれば、統計にカウントされるためだ。
つまり表向きの数値だけでは欧州諸国の対露貿易はよくわからない。
そこで統計分析者に聞いたところ、リアルで突出しているのはドイツだという。
ドイツは主にロシアから原油と天然ガスを、194億ユーロ、買っている。ドイツがロシアから輸入している総額の59%である。他の商品としては、金属、石油製品、コークス、石炭も、ドイツはロシアから購入している。
ロシアにとって、ドイツの次には、ベラルーシ、トルコ、韓国、イタリア、カザフスタンが、重要な輸出先市場だ。
はんたいに、英国と米国の市場は、ロシア製品の輸出先としては3.1%を占めるにすぎない。
※プーチンは、ステロイド以外に、「若返り」を謳う、超怪しい注射を射っているのかもしれない。それと常用の栄養錠剤が複合して、不期作用を起こしているのではないか。脳内に。
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Jillian Deutsch 記者による2022-3-2記事「RT, Sputnik content officially banned across European Union」。
ロシアの官製通信社、RTとスプートニクは、公式に、EU市場から締め出された。
この2社はEU内にて2つのTVチャンネルを放送できていたが、それは禁止される。
これら2社からスマホアプリをダウンロードすることもEU圏内ではできなくなる。
これら2社が流したコンテンツをSNSにシェアする行為も禁じられる。
今週、ユーチューブ、フェイスブック、インスタグラム、ティクトクは、RTとスプートニクのコンテンツを既に自主的にブロックしている。
しかしEUの公式決定後は、すべてのプラットフォームが、ロシアプロパガンダの拡散阻止の責任を負わされる。
※ジュネーブ条約で、捕虜は公然と辱められてはならぬという一項があるので、もしネットでそのような動画を拾った場合は、顔を隠さずに転載すれば、投稿者は国際法違反になる。だいたい、露兵降人の顔を晒したりしたら、銃後の家族に危険が及ぶおそれがある。それでは対露軍の勧降の目的に沿わなくなる。投降しやすいネット環境をつくってやることにより、露軍の士気と団結を崩してやれるのである。