露軍、さっそく赤十字マーク付きのアンビュランス・トラックで弾薬輸送している証拠を確保される。

 セコすぎる戦時国際法違反。どこまでもキャラに忠実たらんとするのか。

 次。
 SOFREP の2022-3-2記事「Ukraine’s Most Famous Fighter Pilots Col. Oleksandr Oksanchenko Killed In Action」。
   灰色の狼として有名であったウクライナの「スホイ27」パイロット、オクサンチェンコ大佐が、地対空ミサイルによって撃墜され、散華したそうだ。

 2013年以降、世界各地のエアショーで「フランカー」をデモフライトさせて有名になった。退役したあと、あらためて2018にウクライナ軍の予備役に登録。

 今回の露軍の侵略にさいして戦闘機で発進したがキエフ上空でS-400によって撃墜されたという。そのさいの搭乗機の型については情報は無い。だがおそらくは「スホイ27P1M」だろう。

 ※ミサイルは白ロシア領内から発射されたのか? いずれにしても、高く飛びすぎたと考えられる。

 次。
 indomilitary の2022-3-3記事「RPG-26 Aglen ? Soviet-designed Disposable Anti-Tank Rocket Fighting in the Ukraine War」。
  ウクライナ軍の特殊部隊が「RPG-26」を使って露軍のコンヴォイを襲撃した動画がツイッターに流れた。
 別名「アグレン」。1980年代に旧ソ連で米国製のLAWをコピーし、ワルシャワ条約機構にプレゼントした、完全使い捨ての対戦車ロケット弾だ。

 弾頭の口径は72.5ミリ。
 飛翔体の重量1.8kg。
 キャニスター兼ラーンチャーの全長は77センチ。
 動画はかなりのレンジで発射しているので戦果は映っていないらしい。

 ソ連軍自身はこのロケット弾をほとんど使っていない。古いRPG-7よりも非力なので。
 ロシア軍はそのかわりに、弾頭を重いサーモバリック弾に換え、レンジを250mから115mに抑制した「アグレン2」を、使うことがある。

 ※長径40kmもの道路渋滞をどうしてウクライナ軍は横撃しないんだと、世界中がイライラしてネットを見ている。フィンランド兵ならとっくにスキー機動で「ワラ戦法」を仕掛けていたはずだ。ちなみに最初のフィンランド人義勇兵はすでにウクライナ軍に加わったと報じられている。かなり若く見える。それから、米国からウクライナに空輸援助されてきた火器の中に、12.7ミリの対物狙撃銃が含まれていることが写真で判明した。こういうものを2014年いらい、自主的に整備していなかったのだ。安価に調達できて、メンテナンスコストも低いのに……。WWII中のボルトアクション式の対戦車ライフルだったら、もっと廉価に自作ができただろう。こうした度外れた緊張感の低さ、自助努力と最悪事態想像力の欠如も、モスクワからウクライナ政府が「腐った納屋」だと見定められた理由か。

 次。
 The Maritime Executive の2022-2-27記事「Ukrainian Seafarer Attempts to Sink Yacht of Russian Weapons Executive」。
    ロシアの武器輸出商社「ロソボロネクスポルト」のCEOは富豪であり、豪華ヨット『レディ・アナスタシア』(157フィート、10客室、2001年建造、23ノット)を所有している。そのヨットの雇われ機関長はウクライナ人。この55歳の機関長が、エンジンルームに注水して、ヨットを自沈させようとした。マヨルカ島近海。

 ところが他の水夫たち(やはりウクライナ人)は機関長に同調せず、このヨットを救った。
 やがてスペイン警察がかけつけ、機関長は自首した。
 富豪はしかし、この船のオーナーではなかった。金持ちは、そういうものはおもてむき法人の資産として登記しておいて、私的に楽しむものなのだ。