毒ガス使用の危険が迫っている――と、英『ガーディアン』紙の警告。

 Paul Rogers 記者による2022-3-12記事「To Vladimir Putin’s mind, chemical weapons might just seem a good idea」。
   市街戦を長期化させないため、プーチンは毒ガス使用を命ずるだろう。特に都市の地下空間での抵抗を制圧するために、ガスは重宝する。地下鉄駅は筆頭の対象だ。それで住民の間に恐怖を拡げてやることが、大きな狙いだ。

 毒ガスは空気より重いので、地下の隙間にどんどん落ちて行く。

 1988-5-16にイラクの航空機と砲兵がクルド族の町「Halabja」をサリンと糜爛ガスのミックスで攻撃し、5000人の女子どもを殺している。

 それによって、サダムに逆らうことは無駄であるという心理に、相手を追いやろうとしたのだ。

 この大虐殺があまり大きく報道されなかったのは、とうじ、イラクはイランと戦争中で、合衆国としては、イランがとにかく憎かったので、イラクの悪事に目をつぶったのである。

 ※プーチン自身が地下壕に隠れているので、プーチンを暗殺するとしたらやはり毒ガスが有力手段になるだろう。ヒトラー暗殺計画のオプションにも、毒ガスを使うというものがあった。

 換気ダクトから流し込んでやれば、ヒットマンがプーチンに近づかなくとも、目的を達成することができる。誰がやったのかも、わからぬメリットがある。

 致死毒ではなくて、LSD系の精神錯乱ガスも使えるはずだ。すでに精神が正常ではないような男だから、その異常言動がエスカレートしても、ガスによるものだとはしばらく気付かない。そのうち、護衛たちもラリッてしまい、同士討ちをやらかしてくれるだろう。