舗装された道路上を侵攻軍の地獄に変えるIEDは簡単にできる。A concept of leapfrogging IED with a leaf-plate spring. The best fit for any roadsides of paved highways.

 「板バネ」仕掛けの路肩IED。真上に飛び上がらせるのではなく、「横飛び」させるだけ。事前に「本体」が抛物投射される水平距離を「試射」でたしかめておいて、その長さだけ舗装道路から離隔して埋める。センサーなしの「視発」式にするのが最適だろう。有線、もしくは雑草に似せたアンテナにデジタルの無線信号を送って、板ばねのロックをアクチュエーターで解除させてもいい。直接踏んでも爆発はしないから対人地雷禁止条約の対象外だ。「横飛び」する距離にはバリエーションをもたせる。数mのこともあれば数十mの物もあるように。それによって道路脇を一律に啓開する対抗作業は、やるだけ無駄となる。この待敵奇襲兵器は、破壊されて廃屋となったビルの中層階にも簡単に仕掛けることができよう。爆発物のフューズは、紐栓を抜いてから数秒で爆発する単純方式(旧ドイツ軍のポテトマッシャー形手榴弾と同じ、摩擦発火方式)。その紐を板ばねにむすびつけておけば、投射された瞬間に、紐栓が自動的に引き抜かれる。そもそも柄付手榴弾は市街戦には好適な物なのだから、各国軍は援助用に大量ストックしておくべきなのだ。この投射装置、平時には「括り罠」の猟用トラップとしても使える。つまり戦争の前から田舎に堂々と普及させておけるという大メリットがある。侵略者が叩き出された後は、この罠でまた野生動物を捕らえ、それによって食糧難をいささかでも緩和することができる。援助しよう! このくらいは日本政府にもできるだろ?

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 Tibi Puiu 記者による2022-3-15記事「How open-source intelligence (OSINT) is exposing the Ukraine war in real-time」。
   オープン・ソース・インテリジェント=OSINT を民間主導で展開する独立ジャーナリスト連携が、ロシア発の嘘工作を次々、破りつつあり。

 ウクライナで都市住民に対して意図的にクラスター爆弾が使われていると証拠を挙げて告発しているのは、シリア報道で有名になった英国拠点の団体、「ベリングキャット」だ。民間有志のOSINT活動の代表選手だと言っていい。

 ツイッターで戦争動画をあつめてくれているところとしては、「Calibre Obscura」や「Oryx」などがある。特にOryxは装備ごとの露軍の確認損失をカウントして表にしてくれているマニアぶり。

 現地の短波帯の露軍の無線通信機がアナログなので、ウクライナ軍が国歌を同波長で放送して通信妨害しているのを、短波受信機をもっている民間人Christo Grozevが傍受して、公表している。

 ロシアによる2-22のファルスフラッグ作戦。IEDによってドンバスで分離派が乗った車が爆破され3人死んだと騒いだ。これが嘘であることもベリングキャットがあばいてくれた。

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 James Dwyer 記者による2022-3-15記事「Three ways Russia has shown military ‘incompetence’ during its invasion of Ukraine」。
   3月1日に320発発射された露軍のミサイルの主力は、射程500kmの「イスカンデル」だった。前評判では、これは狙ったところから5mしか逸れないとされていた。

 ところがウクライナ空軍の飛行場にできたクレーターを仔細に検分してみると、どうやらイスカンデルの精度は、前評判より遥かに低かったということが判明した。だから、ウクライナ空軍は夜間奇襲をくらっているのに、滑走路がほぼ無傷で、しかも、多くの機体も生き残ったのだ。

 ※本家のイスカンデルでコレなのに、バッタの北鮮製で、どこに当たるんだ? ……という話さ。

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 SOFREP の2022-3-15 記事「How Konstanz, A German City, Avoided WWII Bombing By Keeping Their Lights On」。
    ドイツのコンスタンツ市は、WWIIの最後まで、米英空軍の空襲被害を免れ、昔の建物が保存された。
 なぜそんなことが可能になったか?

 ドイツの都市に対する夜間空襲は、英空軍の役目だった。
 コンスタンツ市は、スイスに隣り合っている。

 そこで、わざと、防空灯火管制をせずに、夜間も街の明かりをともしつづけた。それで英軍パイロットは、スイスの町だと判断して、投弾を遠慮したのである。

 ちなみにWWII中のドイツ住民の空襲による罹災死者は、35万人~50万人だったと見積もられている。

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 Madalin Necsutu 記者による2022-3-15記事「Russian-Made Drone Crashes in Romania Near Ukraine Border」。
   ロシア製の、爆装されていない偵察用のUAVが、月曜日にルーマニア領北部のビストリタ郡内に墜落。
 全長1mくらい。
 あきらかに「オルラン10」。

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 Keoni Everington 記者による2022-3-15記事「Chinese men caught smuggling babies from Ukraine」。
   2人の支那人男が、ウクライナからルーマニアに嬰児を密送しようとした容疑で、国境で逮捕された。3月14日のこと。

 こやつらはウクライナに入国したときには子供など伴っていなかったことがすぐ判明したので拘禁された。