雑報。
ドイツ政府は、旧東独軍装備であった「BMP-1」の改造車を継承しているチェコ共和国が、その56両をウクライナ軍に譲渡することを承認した。
プーチンの癌は、甲状腺癌だと。
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2021-10-2記事「Underground city, gambling restrictions and largest hotel: Finland in the world press」。
ヘルシンキ市の地下は、トンネル網が縦横に発達している。商店街や、文化活動施設まで、地下にはぜんぶ揃っているのだ。
この壮大な地下都市空間は、1980年代、つまり冷戦のピーク時から、掘られ始めた。
もしソ連が核攻撃を仕掛けてきた場合、全住民が地下でしばらく暮らせるようにしておくというのが、国家目標だった。
冷戦終了後、これらの地下空間は、さまざまに活用されている。水泳用のプール、ゴーカートのサーキット、アイスホッケーのリンク……。人々は、真冬に積雪になやまされることなく、地下街を歩いて首都のどこにでも到達できるのである。
現在、ヘルシンキの地下トンネルの総延長は200マイル近い。
地下には、駐車場、歩道の他に、教会、美術館まである。
そして今、エストニアのタリン市まで、地下道をつなげようという開発事業が計画されている。
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SOFREP 2022-4-1記事「Russia Is Running Its Invasion Without a Theater-Wide Commander」。
NYTがすっぱぬいたところでは、米軍の高級将官たちは、露軍の誰が今次作戦の総司令官になっているのか、その名が浮上してくるのをずっと待っていたが、それが存在しないことに気付かされた。
つまり、ウクライナ侵略作戦の戦域指揮命令は、ゲラシモフ参謀総長、ショイグ国防相、またはプーチン大統領の誰かから直接に下されていると考えるしかない。
これでは支離滅裂になっても不思議はない。
ショイグには、馘になったという噂と、心臓麻痺になったという噂があったが、2週間してテレビに映し出された姿は、画面の片隅であった。しかも、彼の音声は皆無。
空軍と地上軍と海軍のあいだにも、いかなる連携も見られない。
露軍の将兵は、上級司令部や上官からの命令がないかぎり、その場を一歩も動いてはいけないのである。だから、やられるときは簡単にやられる。