この五月には「青色と黄色」の鯉のぼりが 高く泳ぐことになるのか。

 SOFREP の2022-4-15記事「Russians Booby-Trapped Dead Bodies With Land Mines, Explosives in Ukraine」。
   露軍が民間人の遺体に爆弾(ブービートラップ)を仕掛け、不用意にそのしかばねを動かそうとする敵国人を殺傷する手に出ていることはすでに報道されている。

 この特殊爆弾、死骸だけでなく、民家のキッチン、洗濯機の中、乗用車のトランクの中にまで、ご丁寧に仕掛けられているという。

 ブービートラップとして利用されているのが「POM-3 メダリオン」対人地雷だ。
 作動したときの人畜殺傷半径は16mに及ぶ。

 すでにNGOの「ヒューマン・ライト・ウォッチ」がウクライナ各所で証拠を収集・確保している。

 屍骸仕掛け爆弾のリポートは、「Kyiv Oblast」「Kharkiv」「Mariupol」の三地区に集中している。

 NYTが報じている自動車仕掛け爆弾は、首都から40マイル離れた村で炸裂したもので、乗り捨てられた乗用車のトランクを開けると起爆。住民1人が即死した。

 家屋のドアにトリップワイヤーを結びつけて、ロシア製の「F-1」手榴弾のピンが抜けるようにしたブービートラップも、すでに証拠保全されている。

 ウクライナの内務大臣は警告を発している。ロシア兵が一晩でもとどまっていた場所には、気をつけなさい。そこには、置き土産のブービートラップが残されているから、と。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」によれば、ロシア兵がブービートラップを使うのは、なにも新戦法ではなくて、過去、30ヵ国で同じことをやらかしているという。近年ではシリアとリビアにおいて。

 「不発弾と踏み板」の組み合わせも、おなじみだという。