いったいウクライナ周辺の「新コロ」防疫はどうなっている?

 500万の難民も残留国民も、予防注射を受けてないはず。それをどうしてる?
 そしてなぜ露軍部隊内では新コロが蔓延してない?

 謎がありすぎる。

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 雑報。

 ソ連の「F-1」手榴弾をキッチンのブービートラップとする方法が写真によって分かったので解説したい。

 手榴弾の外形より少し大きい透明コップに、手榴弾を天地逆に挿入。
 コップの口より、手榴弾の底部を圧しつつ、紐を使って安全ピンを抜いてしまう。
 手を離せば手榴弾はバネの力で何センチか跳ね上がり、コップの底で安全栓は抜け、延時フューズが着火する。

 (F-1手榴弾の安全栓は、垂直方向に飛び跳ねて外れる。それをおさえる金具は、米軍のパイナップル手榴弾のように、梃子の作用によって楽々と押さえるしくみではなくて、強く握った指の摩擦によって、引き留めるのみ。したがって、つるつるしたコップの内周面では、いささかも、ピンの抜かれた安全栓をおさえてはくれない。)

 そこで、手の圧迫の代わりに、コップの口の上に、何か重いモノを載せる。そして、その「重し」に糸を結び、その糸の他端を、食器棚の扉に結びつける。

 家人か誰かが、この食器棚の扉を開けると、糸が引かれて、コップの上の「重し」が落ちる。
 すると、天地逆さまに押し込まれていた「F-1」手榴弾は、何センチか跳ね上がり、コップの底で、安全栓が脱落。延時薬に着火し、数秒後に轟爆する。

 マリウポリ戦区では、露軍が鉄道を使って軍需品を輸送するのを妨害するための、線路破壊工作が、ゲリラ挺進部隊によって継続されている。
 また戦場ではないが、ベラルーシ国内でも、線路破壊&脱線工作が持続されている。

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 2022-4-15記事「Lithuania starts training Ukrainian troops to use anti-tank weapons」。
   リトアニア総軍司令官の中将いわく、リトアニア国内で、はじめて、ウクライナ部隊に対戦車ミサイルの訓練を施す。すでに訓練は、始められた。

 リトアニア軍が現用しているATGMについて、教えているという。人数は「多数」とのみ公表されている。そのATGMは、ウクライナ軍でも保有している型だそうである。

 訓練は、1週間未満という、短期集中である。

 リトアニアは、2015年に、ウクライナ軍と合同訓練したことがある。

 2014年以前は、NATOがウクライナ国内で合同演習したものだったが、2014以降は、すべてウクライナ国外での合同訓練に切り替わっている。

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 Megan Gibson 記者による2022-4記事「Sweden’s Nato decision isn’t just about security」。

  これまでのスウェーデンの非同盟の前提は、どうせロシアは侵攻して来ない、という情況判断だった。
 しかし2-24でそんな判断はまったくあてにできないと全国民が認識した。

 スウェーデン政府は、フィンランドが先に立ってNATO加盟を決めてくれることを望んでいるようである。フィンランドが加盟するなら、スウェーデンも同時に加盟する。スウェーデン国民は、それを当然視している。

 ただし、フィンランド輿論は圧倒的にNATO加入賛成なのに対し、スウェーデン輿論はそこまで賛成多数ではない。半々くらいでまだ去就を決めかねているのだ。

 問題は、加入するという話がまとまってから、NATOのフルメンバーとして正式承認されるまでに、諸手続きをどれほど巻き上げても数ヵ月はかかってしまうであろうこと。その数ヵ月の間に、プではじまるクレムリンの悪魔の申し子が戦争を仕掛けて来る公算は半々だ。

 バルト海に浮かぶ最前線の領土であるゴトランド島は、まっさきに爆撃を喰らうであろう。

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 ストラテジーペイジの2022-4-16記事。
    スウェーデン国内には470万世帯がある。その全世帯に、ロシアによる侵略発生時の対処を周知させるための冊子が、政府から配られている。

 そこには、大規模サイバーテロを含む各種テロ事態についても、書かれている。
 また、気候変動に伴う激甚災害の想定も、網羅してある。

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 Shreyaa Pokharel 記者による2022-4-16記事「Florida Man Arrested For Using A Lost Us Nuke To Power His Home For More Than 27 Years, Is He Going To Jail?」。
   53歳のフロリダの男が、沈没した原潜『スコーピオン』のバッテリーから27年間にわたって電力を盗み続けていたとして、逮捕されたという。

 『スコーピオン』は1968年に沈没した。

 ※詳細がまったく不明なのだが、アイソトープ電池を政府に黙ってサルベージしたのではないか? 男は、自宅の電力をすべて、潜水艦から盗んだ電気でまかなっていたという。

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 Casey Crownhart 記者による2022-4-13記事「These plastic batteries could help store renewable energy on the grid」。
   導電性のプラスチック(ポリマー)で充電バッテリーをこしらえましたというベンチャー。ポリジュール社と名乗る。ボストンに拠点(つまりMIT)。

 ソーラーや風力で発電された、とぎれとぎれの電力を蓄電しておくのに最適で、それをリチウムイオン電池よりもずっと安価で実現したと強調する。

 ポリジュール社のプラスチック電池は、電極材に、リチウムも鉛も使わない。したがって国際情勢の擾乱による資源スクィーズとは将来にわたって無縁である。

 不利な点は、体積だ。エネルギー密度はリチウム電池の五分の一。これでは電動自動車には使えない。しかし、住居用の蓄電池としては、そのくらい何の問題でもない。

 導電ポリマー電池は、大容量であっても、異常過熱したり発火することがない。温度管理の必要が無いのだ。この気楽さ、安全性が、容積のデメリットを、優にカバーしてくれるだろう。

 ※東京都の愚かな首長とそのとりまきは、せいぜい自問してもらいたい。今ウクライナが見舞われているような戦災がわが国を襲ったとき、一戸建て住宅の屋根にソーラーパネルが載っていても、それが誰を救うのかと。街の送電グリッドは、敵軍のロケット弾で壊滅しているのである。各戸ごとに、蓄電池が備わっていなかったなら、ソーラーパネルが健全であっても、それはたんに家の屋根を重くし、柱の耐震力を弱めてくれるだけ。いや、じっさいには、敵からの第一撃の落下デブリで瞬時に全損してしまい、あとは漏電災害の危険を増すだけだろう。必要なのは、そんな発電パネルではなく、各戸ごとの蓄電池なのだ。それさえあれば、深夜電力を充電しておいて、昼間から宵にかけての電力ピーク需要時に放電して使うことができる。質の悪い(=電圧不定の)再生エネは各戸において地産地消され、東京電力のグリッドには迷惑な負担をかけない。パネルが全部割れてしまっても、バッテリーはひきつづき、頼りになり続ける。生きている資材をかきあつめてきて、応急復旧を図るときも、電池こそがコアになる。文字通り、人の命を救うのである。