カナダは、ロシアからの水産物の輸入を禁止した。

 雑報。
 リトアニアの民間のインフルエンサーが呼びかけている。500万ユーロを集めてTB2を買ってウクライナに寄贈しようじゃないかと。
 3週間でそのカネを集めたいと言っている。

 ロシア本土から鉄道輸送されてきたT-62はメリトポリ駅で卸された。
 動けるコンディションのT-62は、タジキスタン、リビアのLNA、シリア軍にほとんど寄贈されている。

 T-62には、レーザー照射警報センサーもないので、敵のATGMで狙われていることが乗員には分からない。

 ウクライナのザポロジー地区にある航空機工場では、トルコのアキンジー無人機やアタキ・ヘリコプターが搭載するエンジンを製造し出荷している。ここに露軍がこのたび、4発の巡航ミサイルを撃ちこんだ。1発は迎撃され阻止されたが、3発は着弾した。

 次。
 ストラテジーペイジの2022-5-25記事。
    2021に宇政府は「Motor Sich」を国有化し、ウクライナの軍用エンジン技術をかっさらおうとした中共の望みは潰えた。

 2019から急に「Motor Sich」の大口株主となった中共企業に対し、米国は経済制裁を加えていた。

 エンジンだけではない。「スホイ27/30」の油圧部品、電装品、ドログシュートはウクライナの工場から供給されていた。ロシア国内工場でも類似品は作れるが、品質が及ばないのである。
 そのウクライナ工場にロシアがアクセスできなくなったことにより、「スホイ27/30」をロシアが輸出することに障害ができただけでなく、ロシア空軍もスペアパーツに困ることになった。
 そしてロシア・メーカーは、輸出先への部品補給を優先し、ロシア空軍への部品納品は無期延期している。さもないと企業が立ち行かないので。

 ※これこそが、飛ばない理由だろう。

 軍用ヘリコプターの「ミル8/17」「カモフ50/52」「ミル28」「ミル24/35」のエンジンは、Motor Sich 製である。ウクライナからスペアパーツを入手できないとすれば、露軍はカニバリズム整備をするしかない。

 ウクライナの造船所も、フネばかり造っているわけではない。ミコライエフ造船所(3箇所)では、舶用ガスタービンを製造している。このガスタービンが、ロシア海軍の既存艦や計画艦の心臓部なのだ。ウクライナがもっていた他の造船所(ヘルソン、ケルチ、セヴァストポリ)はロシアに占領されてしまったが、Mykolayivはまだウクライナの手中にある。

 次。
 Howard Altman 記者による2022-5-24記事「63-Year-Old Retired Russian Fighter Pilot Shot Down In Su-25 Over Ukraine」。
   63歳のとっくに引退していたロシア空軍少将が「スホイ25」に乗っていて撃墜され、戦死した。スティンガーにやられた。

 カナマト・ボタシェフという。BBCは、戦死した場所の確認は、取れていない。

 ボタシェフは2012に「スホイ27」を命令無視のアクロバット飛行で墜落させてしまい、いらい、飛行は禁じられていた。

 ウクライナは先週、「スホイ25」を撃墜したと発表している。

 米軍であれば、通常、50歳を過ぎたらジェット攻撃機などに乗るべきではないと考えられている。

 次。
 ストラテジーペイジの2022-5-25記事。
    中共はプーチンよりも早く、ゼレンスキーの有能さを見抜いていた。2019に大統領に選ばれるや、すぐに、中共資本がウクライナの軍事産業をカネで支配する策略を潰し始めたからだ。

 中共の借金総額は117兆ドル。これは合衆国の負債29兆ドルの4倍に近い。中共のGDPは18兆ドルである。すなわちGDPの6倍の負債を抱えるに至った。米国は1.26倍で抑えているのに。
 中共の人口は米国の4倍だから、平均的シナ人の所得は米国人の16%である。
 中共のGDPは地方政庁主導の不動産開発ビジネスによって水増しされてきた。しかし、職場がない土地に高層マンションだけを建てたものだから、すべて幽霊城になったのだ。そんなところに一般住民が入居しても、どこにも働き口は存在しないわけである。誰も入居するわけがない。

 次。
 The Fish Site の2022-5-25記事「Researchers raise ecological concerns over cleaner fish escapes」。   

 過去4年、ノルウェーの鮭養殖場では、ケージの中に「クリーナー・フィッシュ」を混ぜることが大流行。ベラやダンゴウオなどをいっしょに入れておくと、薬剤に頼らずに、サーモンにたかる寄生虫を減らせるのだ。

 だがこれには問題があると言う人がいる。それらクリーナーフィッシュの遺伝子は、ノルウェーの北岸と西岸では違っているのに、それを本来棲んでいない別な場所へもちこんで、それが柵から逃げ出すことにより、野生の遺伝子が混交してしまうからよくないのだという。