YouTube 巨編第二弾 絶賛公開ちゅう!

 ストラテジーペイジの2022-6-11記事。
   黒海を不自由にしているロシア黒海艦隊は、今、フリゲート以下の水上艦×16隻、ディーゼル潜水艦×4隻である。

 オデーサ港を出航せんとする民間貨物船をすでに露艦隊が4隻も小中破させているため、商船はすべて港内に逼塞させられており、2200万トンにのぼる穀物の搬出ができない。

 トルコは条約上の権利によって、戦時に露軍艦がボスポラス海峡を通航することを拒否できる。

 NATOが考えているのは、NATO加盟国の領海だけを縫う「商船回廊」の設定。すなわちオデーサ港からルーマニア、ブルガリア、トルコ領海を伝って、ボスポラス海峡まで至る。それを軍艦で護衛する。

 この回廊を実現するためには、蛇島に露兵が駐留しているままではまずい。露軍が蛇島を拠点にして、ルーマニア領海の外で地対艦ミサイルで商船コンボイを攻撃してきた場合、NATOとしては厄介なことになるので。できればルーマニア領海まではウクライナ軍が自力で安全を確保する必要がある。結論。蛇島は奪還しなくてはならない。

 ルーマニア領海内の商船を露軍が攻撃してきたなら、全NATO対ロシアの戦争に移行するだけなので、話は簡単なのである。

 ※カネと手間がかかるようでも、ウクライナは鉄道のゲージ改修を急いだ方がいい。労働力はあるんだから。あらためて朝鮮戦争時の米機(嘉手納と芦屋、それから母艦の海軍機)による対鉄道爆撃の記録を調べると、B-29とB-26を数百ソーティ投入しても、敵は鉄道をすぐに復旧させられることが分かる。橋桁を落とされているはずなのに、なぜか鉄道は執拗に機能し続けるのだ。露軍はストックの高性能ミサイルをすべて、この鉄道妨害に投入するしかなくなるだろう。それはNATOにとって都合がよい。やるべし。


YouTube チャンネル云那さん

「働かなくとも食べられる社会」を求めて 第二回 スクリプト/兵頭二十八