Defense Express の2022-7-3記事「Russia’s Repair Plants Refuse to Fix the Armor: Why the Kremlin Needs the Enterprises Mobilization」。
露軍後方のAFV修理工場が機能していない。
焼け焦げた車体は貨車に積まれて次々に送られてくる。しかしスペアパーツが送られてこない。
スペアパーツはどこへ消えたか?
闇酒と交換されてしまったのだ。途中のどこかで。
それで兵站工場では新規の修理受け入れを拒絶している。
もうじきモスクワは新法を打ち出す筈。それは、ロシア領内のすべての私企業は、政府発注の仕事の契約を拒否することはゆるされず、強制的に仕事を受注しなければならぬというもの。これでモノ不足を乗り切るつもりだ。
事実上の、産業総動員=完全戦時統制経済。
労働基準法も撤廃される。深夜労働、休日労働は無制限にOKということにされる。労働契約にさいして残業手当に関した条項は一切なくされる。
ロシアには物資の「国家備蓄分」がある。それもこれから取り崩せるように、法改正するはず。
次。
ストラテジーペイジの 2022-7-3記事。
露軍の将官たちが無能を理由に次々に強制退職させられている。かわりに、つい最近退役していた、もっと年寄りの将軍たちが現役復帰させられて、後任の指揮ポストに就かされている。
だがウクライナ戦線は誰にとっても未体験次元だから、ほとんど現下の事態をよくすることはできない。
現況、ウクライナ軍の兵力は、ウクライナ国内の露軍の1.5倍である。このように、人数でロシア側が劣勢を強いられてしまう戦場を知っているベテラン将官など、どこにもいやしないのだ。