フィンランド国境に張り付けられている露軍2000人のうち800名が戦車10両とともに抽出されて、ウクライナ戦線へ送られた模様。

 満洲から南方へという先の大戦中のパターンだね。フィンランド国民は、これから数年はロシアは北欧には出て来られないと確信しているそうだ。

 あと、「スイッチブレード300」が送信してきた動画が、初めて、SNSに投稿された。2022-7-8Upと思われる。これで、ウクライナでじっさいに使っていることは確認された。こいつの弾頭は40ミリ擲弾と同じだから、車両なんか狙わない。戦車の上に乗っているやつ、トラックの横を歩いているやつ、とにかく暴露している兵隊1人だけに照準を合わせていることがわかる。たぶん即死もしてない。戦友が担ぎ出している。

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 Matthew M. Burke and Hana Kusumoto 記者による2022-7-8記事「Marines say bullet that broke glass pane at Okinawa home isn’t theirs」。
    キャンプハンセン近くの民家の窓が水曜日の深夜2時から3時の間に銃弾で割れたとかいう話。琉球新報が金曜に報道。その金曜日、海兵隊スポークスマンは、その銃弾とやらは演習場からの流れ弾ではないと声明を出した。

 沖縄県警は、長さ2インチの弾丸を1発、台所のドアの中から回収したという。場所は金武町。ハンセンからは四分の一マイル。

 海兵隊はその弾丸とやらを見たが、古くて腐食したものだった。そして、その口径に適合する火器は同軍は装備していないのである。
 水曜と木曜の実弾訓練はとうぜんながら厳重に管理しており1発の逸れ弾も生じていない。

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 Emma Helfrich 記者による2022-7-7記事「Ukrainian Missile Teams Are Using Old School Motorcycles With Sidecars」。
    ウクライナの対戦車チームの一部は、サイドカーを愛用している。
 ミサイルは「9K115-2 メティス-M」という。

 車体だが、「Dnepr-ブランド MT-11」だそうで、1980年代にキエフのバイク工場で生産された。その原型は1964年にソ連軍が採用した軍用バイクの「MV-750」である。※ナナハンか。

 さらにさかのぼるとそれは1940年にソ連がドイツからライセンスを買った「BMW R71」なのである。
 「Metis-M」は有線誘導式。1982からあるATGMを1992に改善した。NATOでは「AT-13」と呼ぶものだ。

 レンジは3280フィート。最短レンジは131フィート。ビルの屋内からも発射できるとされている。

 ※湯水のように1日に500発もジャヴェリンを濫費され続けたらアメリカといえどもたまったものじゃない。おまえらは「サガー」でも使ってりゃいいんだ、と言われたのかもな。というか、どうして在庫ありまくりのはずのTOWを処分援助しない? TOWと中古の4×4車を組み合わせて贈った方が、ジャヴェリン1発よりも安いだろう。

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 ストラテジーペイジの2022-7-8。
   ロシアの民航は、大型機を800機、保有している。ほぼすべて、エアバスかボーイング。

 しかもその機材のうちの7割は「リース」である。リースの形にしておくと、旅客が減ったときに機体も小さくして行けるので、民航会社にとって合理経営ができるのだ。

 このリース料を、ロシアの会社は払えなくなった。ドル決裁の道が断たれたので。そこでロシアは無法者の道を選ぶことにし、金を払えぬときに返却すべき機材を返却せず、それを国内便用として使い続けると宣言した。
 この機材はメンテを全くうけられないので、3年くらいですべてスクラップになる運命。

 ※チップ飢饉のロシアには、これら民航機を「ロボット自爆機」に改造することもできない。それが西側にとっては幸いである。「ボーイング777」貨物機で爆薬100トンくらい、余裕で積めるはず。そんな無人民航機がキエフに突っ込んできたら、ゼレンスキーもたまらないだろう。