国の制度によって税法上の優遇を受けている宗教団体が、政治家や政党へ献金する行為、それ自体に「違法性」がある――と、なぜ考えないのか?

 Leah Barkoukis 記者による2022-7-15記事「’Impossibly Stupid’: US Farmland Was Just Sold to a Chinese Firm and There’s a Big Problem With Its Location」。
    中共企業がノースダコタ州にある農場を買った。300エーカー。

 その農場から12マイルのところに、「グランド・フォークス」空軍基地がある。そこは米軍の無人機管制拠点のひとつで、衛星を通じたアップリンクとダウンリンクの電波が輻輳する空間でもある。

 ゴードン・チャンは「信じられないほどマヌケ」と痛評する。
 中共がフロント企業を駆使してこういうことをしてくるのはあたりまえ。それを許してしまう側が阿呆なのである。

 現在米連邦議会の共和党は、米国内の農地であっても、ロシア・中共・北鮮・イラン企業には売ってはならぬという立法を目指している。

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 Joseph Trevithick, Tyler Rogoway 記者による2022-7-15記事「New Radars Are Giving Old Air Force F-16s Capabilities Like Never Before」。
   先月、米国内の州兵空軍所属のF-16Cの「ブロック30」に、新しいAESAレーダーである「AN/APG-83」が実装され始めた。
 これで探知能力に関してはF-35にも遜色がなくなるという。

 いままでのF-16は、低空をやってくる巡航ミサイルの迎撃は得意じゃなかった。しかしこのレーダーによって、能力はガラリと変わる。

 新型レーダーは、敵機のエンジンのファン・ブレードの枚数をカウントすることができるので、それをデータベースに照合することで、敵機の機種を遥か遠くから知ることができる。

 空軍は秘して語らないが、AESAレーダーは、非物理的な害敵手段にもなるのである。敵の電子機器をマイクロ波エネルギーの一点集中で機能破壊してしまえるはず。

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 Maciej Szopa 記者による2022-7-15記事「S-400 Helpless Against HIMARS」。
   これまでHIMARSのロケット弾をS-400が1回も迎撃できていないことからプーチンが怒っているそうだ。S-400が宣伝に反してABMとしては役立たないことが世界にバレてしまった。

 S-400のメーカーは「Almaz-Antey」である。

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 2022-7-15記事「Russia revokes the Certificates of Two Military Factories in Bulgaria」。
   ロシアはこれまで、ブルガリア国内の2工場(テレム・レテツ及びアヴィオナムス)と、チェコ共和国内の1工場(ロム・プラハ)に対して、「ミル17」ヘリコプターの修理ができるという資格を公認してきたが、それを取り消した。

 これにより、スペアパーツ供給もオーバーホール支援もすべて停止される。

 ブルガリアは現在、ウクライナの装備をブルガリア国内の工場で修理してやるサービスを提供しているが、ちょくせつに武器の援助は与えていない。

 「テレム・レテツ」工場は、ミル-17/8/-14/-24、カモフ26などを修理するヘリコプター専門の整備工場。ブルガリア国防省の監理下にある。

 「アヴィオナムス」工場は、ヘリコプターや、ミグ、スホイの固定翼ジェット機、L39練習機の、整備・改修を担任している。

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 Kamil Galeev 記者による2022-7-13記事。
   ロシアは2014年まで、西側から軍事技術を導入していることをまったく隠していなかった。だからラインメタルがムリノ建設に協力した記録はいくらでも出てくる。

 2021-9にプーチンはムリノ演習場に臨場し、ロシア軍とベラルーシ軍の合同による「西方2021」演習を見届けた。5ヵ月後、露軍はウクライナへ一斉侵攻した。

 ムリノ演習場建設を請け負う契約にサインしたのは2011のラインメタル社長 クラウス・エベルハートである。西側マスコミは彼に問い糺すべきだろう。貴方の役割は何だったのか? ――と。

 2014からは表立って協力ができなくなった。そこで「ガリネオー」とかいうダミー会社がロシアに作られた。ラインメタルの代理人として資材等を受け取り工事を執行するトンネル企業だ。

 ドイツの政治家どもがこの不道徳な商売を知らなかったわけがない。そこも調査がなされるべきである。

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 Kamil Galeev 記者による2022-7-15記事。
   2014以降、仕上げ工事はロシア企業がやるしかなくなった。だからムリノの完成度は酷いものである。しかし業者の重役連としてはそれでいいのだ。連中の関心はロシア国家を強化することじゃない。じぶんが早くカネをつくって西側にこっそり貯蓄し、やがてじぶんと家族がロシアを脱出して、爾後永久に海外に安居する。それしか考えてないのでね。