本日の、たったさっき、出版されまぴたん。440円にて。
『鳥獣から人間を保護する法律が必要だ――「害獣退治庁(仮)」の組織および装備を提言する』/兵頭 二十八
このコンテンツ商品へのアクセスは「BOOTH」
https://inaina0402.booth.pm/items/4007787
からどうぞ。
次。
Kamil Galeev 記者による2022-7-16記事。
なぜロシアはアラスカを保てなかったか?
西欧商人と米国商人は、毛皮を商船で清国の港へ搬入できた。
ところがロシア人は、国境陸地のキャフタでしか毛皮を清国人へ売ってはならぬという決まりであった。
ということは、現実的には、ロシア人がアラスカでいくら毛皮を集めても、それをアメリカの商船に積んでシナの港で売り捌いてもらうしかないのだ。儲けは中抜きされてしまう。コスト的にどうしようもなく不利で、そんな商益によっては、アラスカ開発or経営予算は捻出できなかったのである。
次。
Kamil Galeev 記者による2022-7-14記事。
なぜ極東シベリアから急速に人口が消えつつあるのか。それは、現地の豊かな資源をいくら開発しても、その利潤をモスクワがぜんぶ持ち去ってしまい、地域には何も還元されないから。
馬鹿馬鹿しいので、住民は事業や商売のヤル気をなくして、せめて黒海(クラスノダール周辺)で暖かく余生を過ごそうとしているのである。
ロシアの商業港にもいろいろあるが、ウラジオストックは凍る。クラスノダールは凍らない、そこがイイ。ペテルブルグよりもイイ。
だからおそらく、モスクワが経済的に壊滅しても、クラスノダールは生き続ける。
おそらくロシアの権力の震源地もこれからはクラスノダールに移るだろう。要注目だ。
次。
Kamil Galeev 記者による2022-7-15記事。
サンクトペテルスブルグで隠れ蓑商売としてレストランと、政府要人へのケータリングサービスをしていたプーチンのお友達、エフゲニー・プリゴジンは、どうしてその傭兵企業に「ワグネル」とつけたのか。
まったく音楽家のワグナーの名を使ったのである。
募集ポスターを見れば一目瞭然。
「《オーケストラ W》が 君を待ってるぞ」と書いてある。
ワグネルが傭兵志願者を訓練しているキャンプもムリノにある。彼らは「モルキノ村」と呼ぶのだが、それはムリノのことなのだ。
次。
Kamil Galeev 記者による2022-7-17記事。
モスクワで、あと数ヵ月で満27歳になる(つまり絶対に徴兵されなくなる)息子を持っている母親が当局に、息子が徴兵逃れをしようとしていると告発したというニュース。
類似のニュースが他にも複数ある。
ロシア以外では、こんな母親はチキガイだろう。
だがロシアでは、こういう母親は多い。息子を兵隊に差し出すと、あとで年金を得られる(と信じている)のだ。
それはロシアでは、大きな経済的リリーフになるのである。
だからウクライナでいくら露兵が死んでも、それだけではモスクワで反戦運動は起きない。これは断言できる。
BOOTH
鳥獣から人間を保護する法律が必要だ──「害獣退治庁(仮)」の組織および装備を提言する