爆発は舗装道路の表面で起こり、その破片によって、数メートル離れた1人の男(たぶんボディアーマーなし)は動かなくなり、もう一人は立って歩けなくなった。残りの者は逃げ散った。
雑報によるとブルガリアはウクライナ軍に1980年代製の牽引式の「100ミリ野砲」を寄贈している模様。砲弾はHEAT/HEらしい。英国も105mm牽引砲を供与している。
雑報によるとウクライナ民兵は業務級クォッドコプターの「メイトリス300」に、30ミリ擲弾「VOG-17」を改造した投下爆弾を8発吊るして、次々に投下できるようにしている。
※Matrice 300 の吊下能力は2.7kg。それに対して「VOG-17」の弾丸重量は350グラム(充填炸薬36グラム)。350g×8=2.8kg なので辻褄は合っている。
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固定翼型のUAVから投下可能な磁気地雷によって敵軍の後方鉄道を妨害する方法について。
「磁気反応&自己鍛造」式対戦車地雷のPM-87は充填炸薬が4kg。総重量が不明だが、外殻がプラスチック製なので5kgくらいか。GPSを参照しながら操縦可能な物量傘(パラドローン)のミニチュア版によって、この重さの地雷を2条のレールの中間に着地させてやることは、可能なはずである。
ベラルーシあたりの広軌鉄道の写真を見ると、さすがに枕木はコンクリートらしいが、枕木の中央部分にはバラストの砕石が薄く堆積している状態だ。この表面の模様にうまく溶け込んで見えるようなカモフラパターンを、液膜転写あるいは他の方法で、地雷に塗装しておくこともできるはずだ。
パラグライダーの翼とハーネスは、着地の寸前に電気爆管で切り離してしまうようにしておけば、風に吹かれてどこかへ行ってしまうだろう。
最大の問題は、着地したときの勢いで、裏返しになってしまったらどうするか? いちばんラクな解決法は、この地雷を2個、互いに裏表になるように連結して吊るすことだ。
信管は、上向きになっている1個だけを作動させるようにする。さすれば、下向きになっている地雷は、一瞬遅れて「殉爆」するだけである。
その爆発も、先頭の機関車の真下で起きるのだから、破壊エネルギーは無駄にならない。
またもし万一、パラグライダーが不展張でも、なんとかなるかもしれない。
地雷除去防止用の自爆機能をつけておけば、敵はこれを列車通過前に発見したとしても、人手によって動かすことはできず、けっきょく銃撃によって爆破処理するしかない。総炸薬5kg以上でどちらかのレールの内側に接していればそのレールも破壊される。
他にも方法はあり得る。
まず短距離用。
VTOL運用できるマルチコプターをハイブリッド兼帯した固定翼のUAVがある。これに、「PM-87」型の磁気地雷を1発だけ配達させるのだ。発進は電池の節約のためにロケットアシストする。敵後方の鉄路にさしかかったところでレール中央に垂直着陸して地雷を丁寧に「置き配」。そのまま垂直に離陸して飛び戻る。この場合は地雷の天地がひっくりかえる心配がないから、裏表ニコイチとする必要もない。
そして長距離用。裏表ニコイチ地雷に、パラドローンではなく単純な減速エアブレーキだけをとりつける。それを、低速の固定翼UAVから、超低空航過中に投下するだけ。投下母機は、まっすぐなレールをビデオカメラで見ながらその真ん中を等速直線飛行するだけなので、超低空でリリースされた地雷が線路から外れることはまずないだろう。
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Thomas Newdick 記者による2022-7-26記事「Russian-Operated S-300 SAM System Fired At Israeli Jets Over Syria Says Top Official」。
シリア上空でロシア軍がS-300をイスラエル空軍機に向けて発射した。これをついにイスラエル国防省が認めた。それが起きたのは5月だったという。
※その後、同様事件は起きていないようだ。ということは外交的な脅しだった。しかし今後、やっぱり「フェニックスゴースト」=「ハロプ」だった、ということにでもなれば、また再開されるのかもしれない。
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Defense Express の2022-7-27記事「Russia’s Lancet Loitering Munition Downed By Ukraine’s Small Arms Fire」。
7-26にウクライナ軍は、小火器によって露軍の「ランセット」を初撃墜した。このランセットはミコライウ地区の防空レーダーを狙って飛んできたという。
ランセットは1週間以上前、ザポリッジア地区で1機が、墜落している。
子細にしらべたところ、弾頭重量は3kg。離陸総重量は12kg。航続距離40km。巡航速度110km/時、ダイブでは300km/時になる。
※ウクライナ軍は、ヘルソン市の唯一の後方連絡線である道路橋×1と鉄道橋×1を、HIMARSで通行不能にしてやったようだ。道路橋の穴とその周りに散乱しているコンクリート塊の様子からして、こんどは信管の作動を少し速くしたのではないか。限りなく瞬発にしただろう。
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Emma Helfrich 記者による2022-7-26記事「Extremely Rare Photos Inside Taiwan’s Underground Fighter Jet Caves」。
台湾北部の花蓮空港と一体である佳山空軍基地の、地下バンカーのわかりやすい写真が報道された。
滑走路は山裾に並行している。滑走路と山裾の中間に待機場があり、待機場と滑走路は複数の舗装路で接続されている。その待機場は山裾を矩形鋸歯状に削ってある。すなわち着陸したF-16戦闘機は待機場に向って地上走行し、山裾を削った崖で行き止まるわけだが、そこで左側を向くとハンガーの入り口扉があり、その中に入ると、内部は、ぶ厚く山裾で覆土された広大な地下壕となっているわけである。ただしこの「トンネル」の奥は長くはなく、すぐに尽きる。というのはすぐ隣には別な待機場があり、そことはつながっていないからだ。
※ウランバートルにロシアのAFVが100両も入ってきたので市民が驚いている。ボストーク演習の参加部隊だろう。
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『Norway Today』の2022-7-26記事「The Ukraine war to cause shortage of winter tires in Norway, according to the tire industry」。
この冬は、冬用タイヤが不足するだろうとノルウェーのタイヤ業界は語っている。
なぜならノルウェー人が購入する冬用タイヤの三分の一は、昨年までは、ロシア製品だったのだ。
冬タイヤの最大マーケットはロシアにある。だから経営者たちは(ロシア国境での輸入関税を節約するために)ノルウェーから工場をロシアに移し、ノルウェー市場へはそこから「逆輸出」する構造ができあがっていたわけ。やばい。
しょうがないのでタイヤショップは、アジアのメーカーから冬タイヤを仕入れようと考えている。
※ファイザーの接種と心筋炎の相関関係については、追試はされているだろうか?
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Alex Hollings 記者による2022-7-26記事「DARPA’s new missile hints at truly game-changing technology」。
DARPAはまったく新概念のジェットエンジンを長距離ミサイル用に完成するつもりだ。RDE=「回転着火エンジン」と称している。
プロジェクト名称は「ギャンビット」。
ひじょうに簡単に表現すると、アフターバーナーのような強い推力を、ものすごく低燃費に実現できる。だからゲームチェンジャー。
RDEの発想は1950年代に米国の大学で生まれた。
パルスジェットエンジンの燃焼をもっとなめらかにしたような感じ。
※燃焼室を円環スリット状にして、コモンレールも円環状にして、常に燃料は円環底の1点から出てくるようにして、その噴射点がぐるぐる移動し続けるようにすればいいのか?
燃料を亜音速で爆燃させるよりも、超音速で「轟爆」させる方が、より効率的に運動エネルギーを取り出せる。この原理をエンジンで追求すると、マッハ5で飛行させながら低燃費も実現できる。
※内地の某県でツキノワグマが豚の味を覚えてしまい、肉食凶獣化したという。別な某県ではサルが凶獣化している。この脅威をいかにしりぞけるのがよいかについては、BOOTH企画『鳥獣から人間を保護する法律が必要だ』を見て欲しい。440円であります。
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鳥獣から人間を保護する法律が必要だ──「害獣退治庁(仮)」の組織および装備を提言する