ガスプロムはラトビアへのガス供給を停止した。土曜日発表。

 ラトビアは来年1月からロシア産ガスの輸入をゼロにする予定だったが、ロシア側が早めてきた。

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 ストラテジーペイジ の2022-7-30記事。

 ガソリンエンジン付きのVTOL&固定翼ハイブリッドのUUVはどのくらい航続できるのか?
 2019から米海軍がテストしているVBATの場合、自重37.3kg、ペイロード3.6kg、ビデオ伝送距離71km、航続距離630km、巡航速度80km/時を保った場合8時間滞空。ウイングスパン2.74m。

 コンテナ格納状態から2人がかりで組み立てて離陸させるまでの所要時間は20分。
 内臓発電機は500ワット。
 高度は4700mまで昇れる。
 風速は48km/時まで耐える。
 離着陸に必要な地積は、3m×3mである。

 2021年にVBATは「VBAT128」にアップグレードされた。自重56.6kg、ペイロードは11.3kgに。
 ※別資料で補うと、全長2.7m、ウイングスパン2.95m、組み立て30分。56.6kgの中には燃料とペイロードが含まれている。離陸地積は3.6m×3.6mが必要。エンジンは、水平対向2気筒の2サイクルで「Suter TOA 288」という。時速90km以上で、11時間飛行できる。上昇限度は6000mくらいか? 2021-4-27時点で海兵隊も使っているという。

 中共海軍は2019にこれに対抗して「SD40」をテストし始めた。
 自重が40kgと軽い。
 形態は、クォッドコプターと固定翼のハイブリッド。離着陸は電動によるが、推進のプッシャープロペラはガソリンエンジンを動力とする。

 ウイングスパン3.7m、最高速力180km/時。巡航は100~140km/時。ペイロードは6kg。6時間滞空可能。高度は5000mまで昇れる。常用高度は1000~3000m。

 ※この記事のおかげでようやく「相場値」が把握できた。磁気感応式地雷×1個を敵地の鉄道線路内に敷設するための無人機は、片道300km未満の作戦が可能と考えていいのだ。VBAT方式はダメだろう。肝腎の敷設作業時の不確実性が大きくなりすぎる。

 ※敵国の鉄道に対して磁気地雷を「置き配」することよるハラスメントは、たった1個でも、絶大な効果を発揮する。海の機雷と違って鉄路は1次元だから貨物列車はこれを避けようがない。手でどかそうとしても、最近の地雷は、除去しようとすれば自爆する。炸薬が5kg以上あれば、それでレールは破損する。機関士が気付いて列車を停止させれば、それまた兵站妨害の目的は達成されることになるのだ。このハラスメントは戦争が続いているあいだ、粘り強く、継続しなければならない。朝鮮戦争のデータから、敵の鉄道を少数回の猛空爆で途絶させようとしても不可能であることがわかっている。むしろ、長期間、常続的に、小規模破壊を繰り返すことが有効なのだ。そのためには、ハイブリッドドローン×磁気地雷(自己鍛造) の組み合わせが最適解である。

 ※雑報によると、Jeep が中共から撤退する。

 ※鮭の養殖産業の汚点を暴いたとする書籍『サーモン・ウォーズ』が刊行され、ブルームバーグなどはこの夏の10冊に含めて推奨しているが、業界は大反発している。