まさに口だけ、宣伝だけ。ロシアと同じパターンでしかない中共軍のダメっぷり。早く実戦して馬脚を露わせよ。

 それにしても米国内のトランプ派によるペロシ攻撃は執拗だった。
 ヘタレの副大統領にくらべれば対支姿勢には筋が通っていて勇気もあるのだが、他の側面を叩かれる。
 3億人も人口がいて「まともに見えて隙が無い」政界リーダーを1人も出せないというのは、二大政党制の限界を示すものかと思う。第三の政党が必要なのではないか?

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 ストラテジーペイジの2022-8-2記事。
   米国の州兵は巨大な予備役集団である。なんと110万人もいる。彼らはパートタイムで軍務に就き、俸給を得ている。州兵の勤続期間は、陸軍(連邦の常備軍)より長いのが普通である。つまり、プロフェッショナルなスキルを保持していて、いつでも実戦動員の役に立つ。

 これに対してロシアの予備役は、俸給を貰って定期訓練している集団としては、たったの6000人しかいない。2020年時点において。だから「総動員」をかけたところで素人しか集められやしないのだ。

 法制の上では、1年間の徴兵服役期間を満了した露兵は、その後5年間、予備役である。ところがソ連の崩壊以降、ロシア人の現住所を追跡することが当局にはできなくなっており、100万人いるはずの予備役の住所の10%しか把握できていないという。これでは「赤紙」を送達できないわけである。また招集できたところで、現役期間がたった1年では、急速にスキルは失われ、3年も過ぎたらもうほとんど使い物にならぬ。

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 Joseph Trevithick 記者による2022-8-2記事「How The CIA’s Hit On Terror Kingpin Zawahiri Went Down」。
   ザワヒリを殺ったドローン攻撃は、現地時刻の朝の6時18分だった。現地の7月31日、米東部では30日の9時48分である。

 投下機の機種については発表されていない。
 ザワヒリは3階のバルコニーに居た。

 SNSには不思議な写真が出回っている。殺害現場の豪奢なマンションといっしょに、中共製の「翼竜2型」無人機が写っているピンボケ写真だ。現地まで「翼竜」を飛ばす者があるとすればそれはパキスタン政府である。

 NYTなどが2021-6以降に報道していた話。米国は対テロ用の無人機基地をパキスタン内に置かせてくれと交渉していた。それに対してパキ政府は、無人機をパキスタン人が運用するのなら許可するつもりだった。

 ※8-2のSNSに「フェニックスゴースト」のダイブ攻撃だとされる動画がUpされた。露軍の露天の迫撃砲用塹壕に突入している。

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 Defense Express の2022-8-2記事「Became known why Spain Will not Send Leopard 2A4 Tanks to Ukraine」。
    スペインはサラゴサ基地に40両モスボールしている「レオパルト2A4」をウクライナにくれてやろうかと思っていたが、現況を調査したところ、各車ともに嘆かわしいコンディションで、こんなものを供与すれば、むしろ主砲を発砲する側が危険であろうと判断し、供与しないことに決めた。
 モスボール期間は10年に達している。

 ※ミランATMもしくはドイツ供与の道端水平発射地雷の命中痕と思われるものの写真がUpされた。T-80Uの車体下部側面に90度で命中し、車体反対側の側面にほぼ同径の射出孔が開いている。もちろん当該戦車は遺棄された。これを見れば、どうして砲塔天板に命中したNLAWやジャヴェリンによって戦闘室床下の弾薬が誘爆するのか納得できる。

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 SOFREP の記事「Paul Kern: WWI Soldier Who Stayed Awake for Forty Years After He Was Shot in the Head」。
    第一次大戦の開戦と同時にオーストリー=ハンガリー帝国陸軍に志願した兵士パウル・カーンは、頭部にライフル弾を受けた結果として、眼球を動かすことができなくなり、かつまた、睡眠することができなくなってしまった。
 彼はなんとそれから40年間、寝ずに生き、しかも最後まで健康であった。

 カーンが配属されたのはハンガリー兵からなるエリート急襲部隊。突撃の先頭に立つのだ。
 1915年、ロシア兵が放った弾丸がカーンの頭に命中した。

 弾丸は右のこめかみから貫入。カーンは意識を失った。
 弾丸の摘出手術はレンブルグ病院にて行われた。

 弾丸はカーンの前頭葉の一部を毀損していた。
 カーンが手術の麻酔から目覚めると、それ以後、カーンは二度と、眠ることができなくなった。

 健常人がどのくらい寝ずにいられるかの限界を試す実験が過去になされたことがある。それは11日間であった。身神ともに有害な諸症状が出た。
 しかるにカーンは40年間、覚醒を維持した。それで別に深刻な問題は無かった。

 カーンは、眠れないだけでなく、眠りたいとも思わなくなっていた。無理に寝ようとすると、たんに起きている状態よりも疲れてしまったという。

 昼間に続けて夜の8時間、読書をしても、まったく平気であった。

 ただ、毎日かならず1時間、まぶたを閉じて眼の神経を休める必要はあった。それをしないと頭痛が起きたという。

 本人も自覚しない「マイクロ・スリープ」を断続的にしているのではないかと世界中の医者が疑ったのだが、皆、カーンを直に観察して、その疑いは晴れている。

 脳の一部がなくなると、睡眠は必要ではなくなるという実例だった。
 カーンは1955年に71歳で死んだ。

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 SOFREP の記事「Sausage War: When Hunger Got the Best of the Soviets」。
   第一次ソ芬戦争(冬戦争)は、1939-11-30にスタートした。

 スターリンは、帝政ロシアから分離独立したフィンランドを再び併合しようと思ったのである。

 1939-12-10、ソ連の第718歩兵連隊は、5日連続の徒歩行軍に続いて、国境から10マイルのイロマンツィ村のフィンランド部隊を奇襲した。
 フィンランド兵は退却を余儀なくされ、厨房テントが残された。中からは、ソーセージ・シチューの匂いがしていた。

 冬の戦闘食としてソーセージは優れている。その脂肪が、体温になってくれるからだ。

 腹が減っていたソ連軍は全員、夢中でそれをむさぼった。
 いったん退却していたフィンランド軍はその隙に、ソ連兵を包囲した。

 銃剣突撃となり、ソ連兵100名が死亡。フィンランド兵は20名が戦死したが、大勝利だった。

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 Rimal Farrukh 記者による2022-8-2記事「These Teenagers Are Learning How to Make Bombs on YouTube and Hurling Them at Schools」。
   インドのプラヤグラジ市で高校生の不良どもがユーチューブで爆弾作りの情報を仕入れ、ライバル集団との抗争に使用。14歳から17歳までの27人を含む35人が拘禁された。

 自転車またはオートバイから爆弾を投擲。しかもその様子をビデオ撮影してSNSに投稿。

 クラッカー花火をほぐして、ビール瓶の破片と混ぜてビニールテープで巻いたというレベルの代物のようだが。