40ミリ擲弾改造爆弾をT-72の砲塔天板に当てたただけで内部弾薬に引火してしまう動画がSNSに出ている。

 また雑報によると、「DronesVision」という台湾メーカーが売り出している「Revolver 860」という爆撃機型クオッドコプターを、台湾の有志がウクライナ軍に寄贈するのだという。なんと60ミリ迫撃砲弾を回転弾倉から次々に8発も投下できる。この8発コミの最大離陸重量が42kg。その状態で25分、滞空できる。電池電圧は48ボルト。機体素材はカーボンファイバーだそうだ。

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 John Vandiver 記者による2022-8-16記事「Fatal crash of US Marines’ Osprey in Norway blamed on pilot error」。
   3月にノルウェーで実施された「コールド・リスポンス22」演習のさなかの16日に、オスプレイ×1が墜落して海兵隊員×4人が死亡した事故。原因報告がまとめられた。

 まず、事前に計画されたルートを外れて飛んだ。

 グラタダレン峡谷の中を飛ぶ計画はなかったのにそこに入った。そして低空飛行中に不適切な機動を連続させた。

 まず68度のバンク角で左旋回。すぐにつづいて過剰な逆舵。バンク80度以上で右旋回。

 MV-22B は、60度以上バンクさせてはならないのである。それが基準。

 大尉2名、軍曹1名、伍長1名が死亡。

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 Seth Robson 記者による2022-8-16記事「Paratroopers ‘get down and dirty’ on multinational airborne mission from Guam to Borneo」。
    インドネシアで8-1から始まった「スーパー・ガルーダ・シールド」演習には陸自の空挺団からも参加。日本からの空輸はヨコタの第36空輸スコードロンが担任。

 ぜんぶで、C-130J×5機、MC-130J×1機(空中で指揮する機体)。インドネシア兵も含めて200人が8-3にボルネオ島に降下。米兵は本土から2000人が参加している。

 米第11空挺師団からの参加将兵は、スマトラ島のバトゥラジャ演習場に降下した。

 スマトラ島への降下では、HALO(高いところから飛び降りて低いところで開傘する)もやった。インドネシアの特殊部隊が参加。陸自はこっちには参加してない模様。

 C-130Jの中にHIMARSを入れて空輸する訓練も併せて実施。

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 AFPの2022-8-17記事「China reconnects nuclear reactor after shutdown due to damage」。
   広東省の台山原発1号機は2021-6に燃料棒事故(希ガス漏れ)のためオフラインになっていたが、このたび、電力供給を再開した。

 この原発には燃料棒が6万本以上、ある。

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 2022-8-16記事「Mental torture: China is locking up critics in psychiatric facilities」。
 中国で腐敗した役人を非難すると、たちまちあなたは精神病院に収容され、縛られた状態で排泄物まみれに放置され、電気ショック療法を受けることになる。

 スペインの人権団体「Safeguard Defenders」が報告書を公表した。
 精神病院を装ったこれら代用監獄にブチ込まれると最短でも数ヶ月は出てこられない。もちろん誰にも面会など許されない。
 把握しているところでは、10年以上囚禁されている人が9人いる。いったん「退院」が許可されたとしてもまた二度、三度と囚禁されることはザラにある。

 これらの代用監獄施設は「安康」(Ankang)と通称されている。

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 David Churchill 記者による2022-8-16記事「Cyclists could face 20mph limits and may need number plates: Shake-up of road laws could see bike-riders forced to have registration numbers, insurance and get fined for speeding」。
    英政府は、自転車に対する規制を強める方針。
 時速20マイル以上出してはいけないゾーンを増やす。特に全国の市街地内。
 自転車乗りに、自賠責保険を義務付ける。
 自転車に、ナンバープレートもしくはそれと同機能のIDタグを強制する。これにより、信号無視やスピード違反をした自転車に対してどしどし罰金を課せるようにする。

 今の判例では、自転車が歩行者を殺した場合の最大量刑は2年。これがオートバイだったら終身刑もあり得るのに、落差が大きすぎる。

 今後の要調整テーマは、一杯ひっかけて自転車に乗ってよい限度をどうするのか。子どものライダーには罰則適用は緩和されるべきこと。

 昨年、英議会の交通安全諮問委員会が提出したデータ。歩行者が死亡している交通事故100件のうち1件は、自転車に当てられた結果であると。(100件のうち65件は自動車による。)

 詳細。2019年において、路上で歩行者7人が自転車のために死亡している。自動車のために死亡したのは721人。