インド軍が3月に「誤射」してパキスタン領に射ち込んでしまったのは「ブラーモス」超音速巡航ミサイルだった。この件で将校3人が処分された。

 Kamil Galeev 記者による2022-8-22記事。
   父と娘がその晩だけ自動車を交換したというのはうさんくさい話で、親父の方ではFSBの当夜の爆殺プロットを事前に承知していたのではないかというのがガリーフ氏の推定。つまり実の娘を人身御供としてプーチンに差し出した。

 ドュギンの30歳の娘は、ウクライナ戦争でのショイグ国防相のやり方がダメだと言い続けていた。じぶんが国防大臣だったらもっとうまくやると公言していた。また、フランスのルペンを過剰に意識していることでも有名で、ルペンがロールモデルだった。

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 2022-8-19記事「Arcsky X55 hybrid—The utility drone with 3-hour flight times」。
  クォッドコプターの動力源を、電地から、ガソリン発動発電機へ、瞬時に切り替えられる新鋭UAVが完成した。
 すなわち、エンジンで発電して給電するモードと、電池から給電するモードを、随意に切り替えられる。

 このハイブリッドにより、クオッドコプターなのに滞空3時間が可能となった。
 ペイロードは最大20ポンド。その状態だと滞空23分である。

 空荷ならば、航続距離20kmに達する。

 商品の出荷は今年の末から可能。工場はミネアポリスにある。
 最大離陸重量25kg。
 空荷重量8.25kg。

 アークスカイ社は2019創業。
 燃料は91オクタン以上を推奨。

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 Phoebe Grinter 記者による2022-8-23記事「FAZER R G2 Industrial Unmanned Helicopter Now With 50kg Payload Capacity」。
  ヤマハ発動機の新製品。
 ローター径1.8mと、さらにひとまわり大きくなった、へリコプター型の無人機だ。

 荷物50kgをいちどに運べる。20往復させれば1トンを山小屋に荷揚げできるのだからすごい。
 最大離陸重量120kg。
 エンジンは水平対向の2気筒、4サイクル。
 ガソリンタンクにはレギュラーを5.8リッター入れる。

 ※日本の技術の最後の星だと言ってもいい。浜松市だけでなく日本政府がこの会社をもっと気づかえよ。

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 Travis Pike 記者による2022-8-22記事「Rifles in Ukraine ? Beyond the AK」。
    KelTec社は、自社宣伝として、その自動小銃を400梃、ウクライナに寄贈したほかに、「Sub 2000」という、いっけん自動小銃に見えるサブマシンガンもウクライナ民兵に手渡していることは間違いない。戦場写真に写っている。
 このSMGは9mmパラベラムもしくは「.40 S&W」弾を発射する。薬室の後端部分を境にして前後、真っ二つにフレームを折り畳むことができ、そうすると全長は半分になる。畳んだ状態では発射できず、あくまで運搬や秘匿に便利なのである。

 ※二式テラ銃みたいなもん。この流儀で「.22」のバーミント猟銃、それもフルオート可能というのができるのではないか? ウクライナのように国土が荒れてしまうと、そうした火器が復興期にきっと必要になる。パルチザン用にも好都合だし、泥棒撃退用にもなるだろう。とうぜん暗視眼鏡は必須。

 米国のミニ企業デザート・テック社は、「SRS-A1」という狙撃用ライフルをウクライナに届けたようだ。やはり戦場写真で確認できる。
 ブルパップ型レイアウトである。使用実包は「.338 ラプア・マグナム」。

 SIG社の「MCX」の短銃身型は、ウクライナ軍の特殊部隊に採用されている。
 ズーム式のレッド・ドット・サイト付き。

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 Denys Davydenko、Margaryta Khvostova、Olga Lymar 記者による2022-8-11記事「Lessons for the West: Russia’s military failures in Ukraine」。
    2-24時点でウクライナ軍が25万人いたのに、それを15万人で打倒できると判断したところがすでにボケていた。プーチンは。

 HIMARSが供与されてから数週間にして、50箇所以上の露軍の弾薬貯蔵所が吹き飛ばされている。

 ペンタゴンの推定では露軍の戦死傷者はすでに8万人を超えた。10年間のアフガン戦争のトータルを越えているのである。

 戦車は1700両喪失。装甲車は4000両を喪失。航空機は200機をすでに喪失した。

 現時点で露軍は、ウクライナの民間人5000人を殺し、加えて7000人を負傷させている。

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 Stefan Armbruster 記者による2022-8-20記事「Who’s responsible when you’re blown up by a World War Two bomb today?」。
    ガダルカナル島を中心とした群島国家「ソロモン諸島」の首都ホニアラ。またしてもWWII中の不発弾が炸裂し、犠牲者が出た。

 ガダルカナルへの艦砲射撃に加わっていた豪州が、現在、ソロモン諸島の警察軍に、不発弾除去の稽古をつけてやっている。

 2021の「母の日」には、地面の上でバーベキューをしていたところ、地中の米軍の105mm砲弾の不発弾が爆発し、ラジヴ・ヒリーとチャールズ・ノダの2名が死亡。

 大怪我をして爆発事故現場で生き残った三人目のおばさん。政府からは何の補償も無いのだという。このおばさんには、老親介護の必要があるのだが。
 爆死した兄弟の遺児に対しても、政府からは何の補助もないという。

 豪州政府は過去10年以上、「ソロモン諸島」の不発弾処理を手伝っており、1000発以上、処分した。そのさい、死者も出している。
 豪州政府はそのために毎年、50万ドルを支出している。

 3月、日本政府は「ソロモン諸島」の不発弾処理のために78万7815米ドルを援助した。