マクロンは、決して殿様商売はやっていない。政府首脳から率先して必死で売り込み続けて、漸くこのていどの成果があるわけ。
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Anders Anglesey 記者による2022-9-4記事「Russia Resorting to Out of Date Missiles as Weapon Stocks Run Low: Ukraine」。
露軍はすでに「S-300」を地対地ミサイル代わりに500発以上も発射したという。
その在庫はまだ数千発あるはずなので、これからも続くだろうとウクライナの参謀本部。
ただしミサイルは古いもので、うまく飛ばないケースがあるという。
米国のシンクタンクCSISによると「S-300」を地対地攻撃に使う場合、最大レンジは93.2マイルである。「S-300V」だと、最大で62.1マイルである。
比較すると、HIMARSのブロック1は102.5マイル、ブロック1Aは186.4マイル飛ぶ。
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MARTHA BELLISLE 記者による2022-9-5記事「1 dead, 9 missing after floatplane crashes in Puget Sound」。
太平洋岸のワシントン州、ピュージェット水道。
シアトルの30マイル北西の海面に水上旅客航空機が墜落した。1人の遺体回収、なお9人が行方不明。
機体は「DHC-3 タービン・オッター」。 ※ゲタ履き、高翼、単発。機体は古い。エンジンは新しい。
運航会社は「ノースウェスト・シープレインズ」社。零細であるが、24年間、事故は無かったと。
墜落原因は不明。
目撃者によれば、機首から水に突っ込んだと。
※シアトルやヴァンクーヴァーはいわば巨大な峡谷の奥にあり、周囲は大峡谷によって複雑に分断されている地形ゆえ、橋をいちいち架けるわけにもいかず、渡し舟が必須。水上機商売は、その渡船の高速版といった趣きである。
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Oryxの2019-9-15記事「Houthi Drone and Missile Handbood」。
これによるとフーシは4種類のロイタリングミュニションを使っている。いずれもイラン製。
Qasef-1 は、Ababil-2T の派生品だろう。
Qasef-2K は、Abablil-2T の派生品だろう。
Samad-2 “UAV-X”。
Samad-3。
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『タイムズ・オブ・イズラエル』の2015-10-1記事「PLO terrorists castrated Israeli hostage in 1972 Munich Olympic attack」。
ミュンヘン五輪のイスラエル選手団宿舎を襲撃した「黒い九月」。
11人が殺されたが、そのうちの一人、重量挙げ選手だったヨセフ・ロマノは犯人の手によって「去勢」されていた。それが生前か死後かは不明である。
西ドイツ当局は、そうした写真証拠があることを、いままでずっと黙っていた。
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Lawrence Chung 記者による2022-9-5記事「Taiwan’s military asks for US$540 million to update Leshan radar system」。
Leshanは「楽山」である。台湾北部にあり、標高2578m。
この山中には、飛来する弾道ミサイルを早期警戒するレーダーがある。台湾空軍がオペレート。
金曜日に米政府が発表した、11億ドル相当の対台湾の武器輸出許可。その中には、このレーダーのアップデートプログラムも含まれている。※もともと米国が大陸監視用に設置させたレーダーで、おそらく基地には米国人も出張常駐している。
この早期警戒レーダーシステムはレイセオン社が2003年に建設し、2013からフル運開しているが、その後、10年もシステム更新がなされていない。その10年でコンピュータの速度は著しく改善されている。更新すれば分解能も探知距離も劇的に増す。
台湾に存在する唯一の「Pave Paws」である。
カタログデータでは、中共の弾道弾を2000km先から探知する。ただし5000km向こうから発射された場合だ。
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Jack Newman 記者による2022-9-5記事「Ukrainian pensioner ‘shoots down £74million Russian Su-34 jet with a RIFLE and is awarded a medal for his heroism’」。
年金生活老人ヴァレリー・フェドロヴィッチは、頭上を航過する露軍戦闘機に「ライフル」を発射。撃墜した機体残骸を集めたら、それは「スホイ34」だと分かった。場所はチェルニウ村。
老人はウクライナの国境警備隊から表彰された。
※この『デイリーミラー』紙のニュースの不審な点は、「ライフル」の大写しの映像がない。その品番紹介も無い。動画にチラッと映る、老人が肩にかけている火器は、ガスオートの散弾銃だと思しい。それで戦闘機を撃墜できたとすれば、スホイ34は、高度100m以下を相当の低速でやってきたことになる。あり得るか? 場所がフラットな砂漠でもないかぎりは、照準のいとますらないはずだ。そして墜落模様のビデオがあるのだが、戦闘機は、1000m以上の高さから失速スピードで真下へ落ちて来ているように見える。なにより、この老人の「年齢」の紹介が無い。軍の公式表彰があったなら年齢は分かる筈だろう。もし小額の賭けがあるならば、私は、「このニュースはフェイクである」という方に賭けよう。