「園児送迎バス」には、窓際の全座席の足元と腰部に「安全窓」を設置させるべきこと。

 今日、2トン以上のトラックの操縦室には、左下方を直接に視認できる「安全窓」が、低い位置に設けられている。これは法定義務設備である。

 園児送迎バスの場合、この「安全窓」と同様の小窓が、窓際全座席の「足元」の位置、および、座席座面よりやや上の位置の、それぞれ側面に、設けられていることが、望ましい。

 これがあることにより、ドライバーが外に出て、車体の外周を1周点検しただけでも、かんたんに、全座席が無人であることを、目視によって再確認ができる。

 保育施設関係者らも、車両のドアが閉められた状態であろうとも、かんたんに、随時に、二重・三重の車内チェックを、励行できるようになる。

 また通りすがりの人が、偶然に、車内の「異常」に気づいてくれる確率も、高まるであろう。これは犯罪抑止や事故予防に役立つ。

 さらにまた、幼児送迎用バスの後方、リアウインドウ近くの天井部分には、天井貼り付け型の「半球ドームミラー」(360度室内反射鏡)が設置されていることも望ましい。

 それがあることによって、やはり車両の外部から、車内に偶然に取り残されてしまっている幼児等の存在に、気付きやすくなるだろうからである。